東北卸流通の力 リーダーに聞く2024

卸・商社 2024.10.25

 新型コロナ収束後の人流回復やメーカー商品の値上げラッシュに伴う末端への適正な価格転嫁により食品卸業界の好業績が保たれてきたが、今年に入り潮目が変わり始めた。追い風となる環境要因が一服したとみる向きが強く、人口減少や高齢化を背景とする量的縮小、物価高による消費の低迷など潜在的な課題が際立ってきた。(庄司新太郎)