◆関西中四国歳暮ギフト特集:「少量」「個食」「食べきり」多様な贈答機会反映
関西中四国の小売店で歳暮商戦が本格化している。近年は歳暮の儀礼的な贈答慣行としての意味合いが薄らぎ、帰省土産、クリスマス、迎春料理、自分ごほうびなど多様な贈答機会を取り込んだ年中行事へと様相が変わりつつある。世帯規模の縮小や個人単位で贈り合うカジュアルギフトの伸長から、「少量」「個食」「食べきり」などをうたう商品が増えているのも特徴だ。定番ギフトの「鍋」も一人前のラインアップ拡充が図られており、時代を反映した食の変化が垣間見られる。(岡田幸子)