冷凍食品特集2024

冷凍・チルド 2024.11.29
冷凍食品特集2024

間連続で過去最高と成長が続き、間口が広がっている。家庭用ではコロナ禍を経て品質の高さや時短・簡便・即食の価値が再認識されたこと、さらに物価上昇の中で1食分の食品では外食やCVS惣菜に比べて割安感があることが好調の要因だ。業務用は深刻化する人手不足で冷凍加工品が貢献している。下期は9~10月の価格改定に続き、国産米の価格高騰を背景に米飯類で25年春から値上げせざるを得ない状況となった。すでにニチレイフーズが家庭用・業務用で5~30%の値上げを発表しており、各社も同様のコスト増が見込まれることから追随するとみられる。値上げしても選ばれる価格以外の価値が認められるか、下期は正念場といえる。(山本大介)