農林水産省、流通停滞で備蓄米放出 運用ルール見直しへ

 長引くコメの高騰と流通の停滞を受け、農林水産省は24日、政府備蓄米の放出に向けた準備に入っていることを明らかにした。実施されれば熊本地震発生時の16年以来となる。凶作が原因でなく、流通の停滞を解消する目的で放出するため、食糧法に基づく基本指針など運用ルールを見直す。有識者でつくる審議会の食糧部会を31日に開き、放出の手法や条件などを議論するもよう。
 同省はこれまで、コメの高騰について23年米の不作や生産コスト高、インバウンド需要の増加などによるもの

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

書籍紹介