学校給食特集2025
学校給食特集:メーカー=配食減り採算低下 旧弊見直し持続性を
24年の日本人の出生数は70万人を割り込む見通しだ。今年で後期高齢者に移行する1949年生まれのほぼ4分の1である。初めて80万人を下回った22年以降、減少速度が一段と加速している。この影響で学校給食の配食数は30年あたりから未曽有のペースで減っていく。
「給食食材の採算性はすでに低下している。社会的意義の大きい事業ではあるが、前向きに続けていく意味を見いだすのが本当に難しい」--ある大手メーカーの幹部は今後の対応に頭を抱える。