外食ラーメントレンド予測:平和食品工業「家系ラーメンスープ」
●外食らしい「濃い味」ニーズ 嗜好の変化で資本系台頭
執行役員 営業部 部長 小松崎康幸氏
「淡麗系」のブームが続いていましたが、物価高騰で外食には高い満足感を求めるニーズが強まっていることから、「二郎系」や白濁した豚骨スープなど、しっかりとしたこってり味のトレンドが再び戻ってきている、と感じます。外食で満足感を得たいとなると、やはりはっきりとした“濃い味わい”。また、今の消費者や飲食店は大きな冒険はせず、「必ずおいしいものを」と考える傾向が強い。そうしたことから、行き着くのは「豚骨醤油」です。今のラーメンのトレンドを語る上でやはり豚骨醤油は外せない、と思います。
豚骨醤油ラーメンというと家系ブームが根強いですが、その中でも最近では大手外食企業が展開するいわゆる「資本系」が台頭してきています。資本系は家系をルーツとしていますが、万人が好む味でスープも家系ほど濃厚ではなく、さらりとしていて飲みやすく、食べやすい。それでいて中毒性があるのが特徴です。資本系の急拡大はかつてと比べ、今の消費者が店内調理の個店か大手資本のチェーン店かといった枠にはこだわらず、本当においしいものには支出を惜しまない傾向の表れでしょう。
また、近年人気が急上昇しているまぜそば、油そばなどの「汁なし麺」もまだまだ人気は継続しそうですね。“濃い味わい”というトレンドに加えて、オペレーションがシンプルでコストを削減できるという店舗側の事情も少なからず影響しているのではないでしょうか。
●トレンドポイント
・濃い味わいを求める傾向から「豚骨醤油」が復権
・資本系ラーメンが台頭
・汁なし麺人気継続中
●平和食品工業のイチ押し
「家系ラーメンスープ」
誰もが好む濃厚さ
豚骨のうまみと醤油の香りが引き立つ濃厚豚骨醤油スープに鶏油のコクをしっかりと利かせながら、誰もが好む絶妙なバランスにこだわった本格家系ラーメンスープ/規格=1kg(常温)











