VOICE:加藤和弥・加藤産業社長 個数低迷の長期化は悪循環

 金額が伸びて個数が伸びないというのは、短期で見ると収益を取りやすい環境だ。ただ長期的に個数が下がり続けていき、価格が上がり続けると消費がシュリンクし、その結果金額も伸びなくなってしまう。その時にはコストもインフレ基調が続いているので、逆転して非常に厳しい局面となる。
 また個数が落ちるとメーカーの生産効率も落ち、価格転嫁せざるを得なくなる。業界として非常に悪い構造が生まれてくる。そういう意味では個数を上げていくことは大事だが、個数だけを追いかけてしま

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