メニュートレンド:オリジナル・グレーズド「クリスピー・クリーム・ドーナツ」
米国の老舗ドーナツ「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が日本に初上陸。
クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン(株)(KKDJ、東京都渋谷区、電話03・5304・7990)は、国内1号店「新宿サザンテラス店」(東京都渋谷区代々木2─2─2/新宿サザンテラス内、電話03・5333・0561)をこのほどオープンした。ミスタードーナツが一人勝ちの日本のドーナツ市場に、独自な食感の商品とドーナツ作りの様子をガラス越しにみることができるエンターテインメント性を訴求し浸透を図る。今後5年で30~50店舗に拡大する計画。
KKDJは米クリスピー・クリーム・ドーナツ(ノースカロライナ州)とフランチャイズ契約を締結、今年6月に(株)ロッテが70%、企業再生支援を手掛ける(株)リヴァンプ(東京都港区、代表パートナー=澤田貴司氏、玉塚元一氏、浜田宏氏)が30%出資し資本金2億5000万円で設立された。社長には日本マクドナルドで全店のオペレーション標準化や全社重要戦術推進の最大化を図るプロジェクトリーダーとして活躍した香坂伸治氏が就任した。
クリスピー・クリーム・ドーナツは1937年、米ノースカロライナ州ウィンストン・セーラムに設立。現在は米国、豪州、カナダ、メキシコ、イギリス、韓国、香港、インドネシア、クウェート、フィリピンでドーナツマシン設置店300店舗、サテライト店90 店舗を展開し、年間13億個以上のドーナツを製造している。
新宿サザンテラス店は看板商品の「オリジナル・グレーズド」(1個150円)をはじめドーナツ13種とドリンク約36種を提供する。
1階店内にはベルトコンベヤー式ドーナツマシン「ドーナツシアター」を併設。1台数千万円のこのマシンは、材料の攪拌から成形、発酵、揚げ、シュガーコーティングの一連の製造をオートメーションで行い、お客はそれらの製造工程を店内やテラスからガラス越しに見ることができる。また、店外にはオリジナル・グレーズドの製造中を示す“ホットライト”を設置。ライト点灯中は、看板商品の揚げたてが楽しめることを通行人に訴求する。
客単価は、12個入りボックスの持ち帰り客が多いと想定し、800~900円と高めに設定している。
「クリスピー・クリーム・ドーナツ 新宿サザンテラス店」/所在地=東京都渋谷区代々木2─2─2、電話03・5333・0560/営業時間=午前7時~午後11時、無休/坪数・席数=約96坪・60席/企業名=クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン(株)(東京都渋谷区、電話03・5304・7990)