ヘルシートーク:栄養士・sako(さこ)さん

2026.05.01 370号 05面
NEW Book 『何度も作ってたどりついた sakoのとっておき絶品おかず』sako著/宝島社 定価:1,540円(税込)

NEW Book 『何度も作ってたどりついた sakoのとっておき絶品おかず』sako著/宝島社 定価:1,540円(税込)

本の中身ちょっと拝見:「サクサク絶品唐揚げ」は揚げる直前まで鶏肉を冷やしておくのがポイント

本の中身ちょっと拝見:「サクサク絶品唐揚げ」は揚げる直前まで鶏肉を冷やしておくのがポイント

本の中身ちょっと拝見:「あえるだけ!大葉ごまトマト」は1分で完成!

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本の中身ちょっと拝見:レンジで簡単♪「なすの旨ダレ浸し」

本の中身ちょっと拝見:レンジで簡単♪「なすの旨ダレ浸し」

◇つくり続けてたどりついた「サクサク絶品唐揚げ」 鶏肉は揚げる直前まで冷蔵庫で冷やすこと

「家族が笑顔になる栄養満点の晩ごはん」をモットーに、料理メディアNadiaやインスタグラムなどでレシピ発信しているsakoさん。何度もつくり続ける中で生まれたレシピや旬の野菜を使ったおかず、時短でつくる秘訣を伺いました。

●一品にいろいろな食材を使えば簡単&栄養満点のおかずに!

私が料理をするようになった原点には、母の存在があると思います。母は自営業で忙しい日々を送りながらも、栄養バランスを考えた食事をいつもつくってくれたんです。イベントにはお洒落な料理が食卓に並び、中でもひな祭りに、お内裏様とお雛様を、おにぎりやうずら卵、薄焼き卵などでつくってくれた一皿は印象に残っています。

学生時代に持たせてくれたお弁当も、彩り鮮やかな数種類のおかずが詰まっていて、毎回「何から食べよう~」と迷うほど(笑)。どれも本当においしくて、学生生活の中でお弁当の時間が一番楽しみでした。

そんな母の味がベースになっているのが「サクサク絶品唐揚げ」。最初は母と同じ作り方でおいしくできていたのですが、家族が増えて、つくる量が多くなると、ジューシーに仕上がらなくなってしまって…。何度もつくり続ける中で気づいたのは、鶏肉の温度。一度に揚げきれない量の時は、揚げる直前まで鶏肉を冷蔵庫で冷やしておくことが大事なんです。そうすれば、肉汁が閉じ込められている分、かんだ時に口の中でジュワっとおいしさが広がるんですよね。15年つくり続けて、ようやくいまの味にたどりつきました。

毎日のごはんは、家族の栄養を考えて、いろいろな食材をバランス良くとれるような献立を考えています。できるだけ一品にたくさん食材を使うようにしていて、たとえば切り干し大根のサラダには、ひじき、れんこん、小松菜、にんじん、さらに梅干しも加えます。食材が少ないなと思ったら、具をたっぷり入れたみそ汁やスープをつくるのが定番です。

●時短でつくるコツは同時進行を意識すること

毎日のごはんを時短でつくる秘訣は、メニューを決めたら同時進行を意識することです。たとえば、メインが肉料理の時は、最初に肉に調味料をもみ込んでおき、つけている間に使用する野菜はすべて切って、レンジ調理の副菜やスープなどを仕上げていきます。肉には味が染み込んでおいしくなり、15分程度で満足感のある献立ができるんです。スペアリブなど分厚い肉を使う時は、朝、肉に下味をつけておくのがオススメです。そうすれば帰宅後すぐ調理できるので、時短につながるんですよね。

これまで考案したレシピは800品を超え、中でも一番人気があったのは「ほっろほろスペアリブ」。10分ほど作業をしたら、後はフタをして弱火で煮込むだけ。ほったらかしでつくれるのに、肉に味がしっかり染み込んでとてもやわらかくなり、レストラン級のおいしさに仕上がります。スープにはたまねぎが溶け込んでいて、バゲットによく合うんです。我が家では、バゲット2本はなくなりますから(笑)。煮込めば煮込むほどおいしくなり、おもてなし料理にもオススメです。

副菜は、食材を切ってあえるだけなど簡単なレシピがたくさんあります。その一つが、旬のトマトを使った「あえるだけ! 大葉ごまトマト」。半分に切ったミニトマトと細かくちぎった大葉を、ポン酢しょうゆなどであえるだけなので、1分でつくれます。夏野菜のきゅうりを使う「きゅうりとカニかまの塩昆布あえ」も、塩もみ不要で、混ぜ合わせるだけ。「なすの旨ダレ浸し」は、なすを切って電子レンジで加熱し、調味料と混ぜ合わせれば完成します。このレシピは、料理メディアNadiaの月間レシピランキング1位にもなりました。

●野菜が好きな息子たちがアドバイスをしてくれます!

我が家には小学生と中学生の息子がいます。離乳食の時からたくさん野菜を取り入れていて、旅行の際も野菜を使った離乳食を冷凍して持参したほど。そんなふうにして幼い頃からいろいろ食べさせていたので、息子たちは野菜が大好き。育ち盛りなので、よく「お腹空いた~」と言われるのですが、そんな時は野菜と肉を一緒に炒めたり、野菜がしっかりとれる具だくさんの丼物をつくることが多いですね。

息子たちは、私がつくる料理に「これにはゆずこしょうが合うな」「ブラックペッパーとチーズをかけたらおいしいかも!」など、アドバイスをくれることも。長男は「手伝うよ」と言って、キッチンに入って包丁を握ったり、炒めたりすることもありますね。

夏になると家族旅行をすることが多いのですが、旅先での楽しみが地元の旬野菜や果物を味わうこと。とくに忘れられないのは、沖縄で食べたマンゴーです。口に入れた瞬間、とろけるような甘さで、同じ果物でも食べる場所や季節によって、こんなにも味が違うんだと感動したのをいまでも覚えています。とある旅先で食べた朝どれの生とうもろこしも、忘れられない野菜の一つ。驚くほど甘く、これまでに食したことのないおいしさで、1本ペロリと食べ切りました。それ以来、お取り寄せをして、家族みんなで楽しんでいます。

新刊を買ってくださったSNSのフォロワーさんから、「前日にレシピ本をチェックして、明日つくるメイン料理と副菜に付箋を貼っておきます」という声をいただきました。そうすれば、家に帰って本を見てパパっとつくれるので、時短にもつながるんじゃないかなと思います。

◆プロフィル

sako(さこ) 栄養士。中学生・小学生の男児2人の母。「家族が笑顔になる栄養満点の晩ごはん」をモットーに料理メディアNadiaやInstagramなどで発信。2025年5月には総勢1,000人のNadia Artistの中から「Nadia Monthly MVP」に輝いたほか、さまざまなレシピコンテストでも入賞経験あり。タイアップやレシピ本への掲載も多数。

●NEW Book

『何度も作ってたどりついたsakoのとっておき絶品おかず』sako著/宝島社 定価:1,540円(税込)

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