アパレルに学ぶ盛り付けのヒント:“道具として”服が売れる! ライフスタイル店で心地よく

2026.07.06 569号 06面
ケユカの「すごナノ撥水」シリーズ。袖口がゴムで、たくし上げやすい機能も

ケユカの「すごナノ撥水」シリーズ。袖口がゴムで、たくし上げやすい機能も

生活雑貨などが中心のライフスタイルショップで、アパレル製品の売上げが伸びています。インテリアや雑貨と組み合わせ、服を“暮らしの道具”として提案する手法が自然と受け入れられているようです。

代表的なのが、「ケユカ」や「クラスカギャラリー&ショップドー」をはじめ、「中川政七商店」「石見銀山群言堂」「ワンズテラス」「ジョージズ」といった店です。売上げが2年間で50%以上伸びたという店もあります。コロナ禍がきっかけと思われるかもしれませんが、いわゆる家でくつろぐ際のリラクシングウェアが売れ出したのは、2020年よりも前からです。

最先端を競うようなモード型アパレルが頭打ちになる半面、百貨店でもリビング売場の服が伸びていました。家で着て外にも行け、肌触りが気持ちいいといった、自分の心地よさを一番に置く服を好む人々が増えてきたと見られます。

そうした中で、衣食住をテーマにする店が、“住”の機能性に配慮するのと同じように服を作って支持されています。例えば、ケユカは、「すごナノ撥水(はっすい)」シリーズで、防汚撥水など日々の家事を助けるような要素を入れてあります。ほかにも、生活の課題を解決しようと、自転車用のレインコートなど「道具としての服」の開発に力を注いでおり、バリエーションが広がっています。

(繊研新聞社 取締役編集局長 若狭純子)

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