数字で読み解くフードサービストレンド:ご飯類は低下続く一方でパンの出現率が4四半期連続で増加

2026.09.07 571号 11面
ご飯類・パン類の出現率の前年同期比(%)

ご飯類・パン類の出現率の前年同期比(%)

サカーナ・ジャパン(エヌピーディー・ジャパンから社名変更)が提供する、外食・中食市場情報サービス「CREST」によると、外食・中食市場におけるパン類の出現率(100食機会当たりの出現数)は、2026年1~3月計に前年同期比3.0ポイント増で4四半期連続増の一方、ご飯類は前年同期比3.6ポイント減で、5四半期連続で減少しました。

令和の米騒動による価格高騰は26年に入り下落傾向ですが、まだ高騰前のレベルには戻っていません。国民食カレーライスについても、コメ以外の具材の相場高も影響し、原材料費の上昇が話題となっています。さらにコンビニなどでのおにぎり価格の上昇も目立ちます。今回のご飯類の出現率減少には、カレーライスやおにぎりの減少が影響しています。

一方パン類は、家計調査で11年にパンの消費金額が初めてコメを抜きましたが、その後もほとんどの年でパンがコメを上回っています。進む高齢化で、炊飯の手間を嫌うシニアのパンを主食とする層が増えたり、タイパ重視の若者が手軽に食べられるパンを選んだりする流れが今後も続くと思われます。

「パン飲み」も人気が続いています。パンカテゴリーにはさまざまな種類があり、お手頃価格からこだわりの高級パンまで、バリエーションの豊かさもパンが支持される理由と考えられます。シーンや予算に合わせた商品提案に商機がありそうです。

(サカーナ・ジャパン 矢部忠継)

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