第59回食品産業功労賞受賞者決まる 業界発展の功績たたえ18氏顕彰
◆選考委、満場一致で選出 11月12日贈呈式
日本食糧新聞社制定第59回(令和8年度)食品産業功労賞は、11月12日午後3時から東京・紀尾井町のホテルニューオータニ東京で贈呈式が開催される。今回は生産部門6氏、技術部門2氏、流通・情報部門7氏、外食・中食部門2氏、国際・食文化部門1氏の18人が受賞する。第59回食品産業功労賞選考委員会は8月4日午後3時から同ホテルで開かれた。全国8地域30人の既受賞者による推薦制度に基づき、業界や地区活動において選考基準にかなう候補者の推薦があり、選考委員会に上程された。それらの方々を含めて斯界(しかい)の権威である選考委員による慎重な討議の結果、今回の受賞者が満場一致で選出された。食品産業功労賞は日本食糧新聞創刊25周年を記念し、わが国食品産業界の発展と隆盛に大きく貢献し、偉大な功績を残してきた功労者の顕彰を目的として、昭和42(1967)年に農林水産省後援の下に制定。第59回までに生産部門で371人、技術110人、流通・情報209人、外食・中食42人、国際・食文化部門7人、特別賞19人の累計758人が受賞している。(安田陽子)
◆食品産業功労賞 選考委員(敬称略)
▽委員長=櫻庭英悦(農林水産省食料産業局元局長/高崎健康福祉大学特命学長補佐・客員教授)
▽選考委員=浅野茂太郎(明治ホールディングス元社長)、大河原愛子(デルソーレ前代表取締役会長)、垣添直也(ニッスイ元社長)、小路明善(アサヒグループホールディングス会長)、國分勘兵衛(国分グループ本社代表取締役会長兼CEO)、佐々木淳一(日本アクセス会長)、正田修(日清製粉グループ本社名誉会長相談役)、茂木友三郎(キッコーマン取締役名誉会長・取締役会議長)、今野正義(日本食糧新聞社名誉会長)
◆第58回食品産業功労賞受賞者
〈生産部門〉
●有田真氏(ありた・まこと)
よつ葉乳業代表取締役会長=1955年5月29日生まれ、北海道余市町出身。80年岩手大学農学部農学科卒業後、81年北海道農協乳業(現よつ葉乳業)入社。2000年大阪支店長、02年東京支店長、06年営業本部乳製品統括部長、08年経営企画室部長、10年取締役営業本部長、11年常務取締役営業本部長、13年専務取締役、15年代表取締役社長、25年代表取締役会長に就任。
よつ葉乳業は1967年に「酪農民の手による酪農民のための工場」を目的に、北海道協同乳業として設立。来年1月23日で60周年を迎える。有田真氏は2015年に9代目社長として就任。北海道酪農の多彩な発展・活性化や牛乳乳製品の商品開発と市場活力貢献、海外市場の開拓・拡大推進に尽力してきた。チーズやヨーグルトなどの商品開発を積極化、家庭用事業の構築に注力したほか、台湾やシンガポールなどでのチルドパック牛乳を展開。東京や大阪への直営店出店で消費者との接点を創出し「よつ葉ブランド」の浸透を図り、成長路線への流れを築いた。
●太田栄二郎氏(おおた・えいじろう)
森永製菓代表取締役会長CEO=1959年6月30日生まれ、兵庫県出身。82年3月同志社大学商学部卒業。同年森永製菓入社、98年4月北海道食品支店長、2000年10月北海道支店長、06年6月執行役員菓子食品営業部長、10年6月上席執行役員冷菓事業本部長、11年6月取締役、17年6月取締役専務執行役員、19年6月代表取締役社長、25年4月代表取締役会長CEO。
太田氏は社長就任以降、同社の事業成長と持続的な企業価値の向上を力強くけん引。また、2030ビジョン「森永製菓グループは、2030年にウェルネスカンパニーへ生まれ変わります」を制定。120年以上の歴史で培った信頼と技術を進化させ、あらゆる世代のウェルネスライフをサポート企業への展開を推進。海外事業にも注力し、「ハイチュウ」は日本発のグローバルキャンデーブランドとしての地位を築いた。
全日本菓子協会会長としても尽力し、自社にとどまらず製菓業界全体の課題解決と振興を推し進め、業界の持続的な発展に多大な貢献を果たしている。
●高橋伸昌氏(たかはし・のぶまさ)
江戸清代表取締役会長=神奈川県出身。1982年3月慶應義塾大学経済学部卒業。同年野村証券入社。94年6月江戸清入社。96年8月取締役、98年8月専務取締役、2000年代表取締役社長、19年代表取締役会長就任。
江戸清は1894年、横浜の中華街で精肉店として誕生。高橋会長は、野村證券勤務を経て家業の江戸清に入社し、経営の再建と事業の構造改革を進める。横浜中華街名物「ブタまん」を開発・ヒットさせ、中華街の「食べ歩き文化」を創出した。BtoB事業にも注力し、業務用食肉加工事業において、大手ファストフード店やファミリーレストラン等向けの精肉加工品の製造を大幅に拡大し、売上高100億円規模の食肉加工メーカーへ成長させた。
横浜中華街発展会協同組合の理事長として、コロナ禍で甚大な打撃を受けた地域の復興に尽力。横浜および中華街の活性化・集客回復に絶大な貢献を果たした。
●西井孝明氏(にしい・たかあき)
味の素元代表取締役社長=1959年12月27日生まれ、奈良県出身。
国内外の幅広い事業、部門で経験を重ねて、2015年から22年まで第13代社長に就任。創業の志を現代に貫く、食と健康の課題解決という独自のパーパス経営を進めて、社会価値と経済価値を共創するASVを軸に企業文化を変革した。経営指標に投下資本利益率を掲げ、アミノサイエンスを強みにした調味料など重点6事業に注力。食品の収益向上と高付加価値な電子材料の伸長という今の持続成長の基盤を築いた。
●浜田晋吾氏(はまだ・しんご)
ニッスイ前代表取締役会長=1959年1月7日生まれ、東京都出身。83年3月東京大学大学院農学系研究科水産学専門課程修士課程修了。同年4月日本水産入社。2014年6月執行役員、17年6月取締役執行役員、18年6月取締役常務執行役員、19年6月代表取締役専務執行役員、20年3月代表取締役専務執行役員COO、21年6月代表取締役社長執行役員CEO、25年5月代表取締役会長、26年6月退任。
22年にミッションを定義し、長期ビジョン「GOOD FOODS 2030」を策定。“人にも地球にもやさしい食を世界にお届けするリーディングカンパニー”を目指す方針を打ち出した。サステナビリティ経営に軸足を据え、従来の経済価値に加えて環境・社会・人財を重視し、企業価値向上を図った。
水産の枠を超えた「食」にフォーカスするため、同年12月には社名を「ニッスイ」に変更。事業部間横断の戦略推進や海外事業加速で成長軌道に導いた。
●山田貴夫氏(やまだ・たかお)
日清製粉取締役会長=1960年9月27日生まれ、東京都出身。83年3月学習院大学法学部卒。同年4月日清製粉(現日清製粉グループ本社)入社、2008年営業本部第一営業部長、11年取締役東京営業部長、13年日清製粉グループ本社取締役、日清製粉常務取締役営業本部長、15年日清製粉専務取締役営業本部長、16年同社取締役社長、22年日清製粉グループ本社取締役専務執行役員、26年日清製粉取締役会長、現在に至る。
日清製粉の取締役社長に就任後、海外事業(北米、タイ)の工場投資で生産体制の強化を進め、2019年には豪州製粉業界のリーディングカンパニーAllied Pinnacle社を買収。製粉事業での海外売上高比率を就任前の35%から50%に引き上げ、日本の製粉会社としての海外事業拡大の先鞭をつけた。24年には社長直轄組織のDX統括室を設置し、製粉業界でいち早くDX化を推進。その成果は水島工場のスマートファクトリー化にもつながった。
公職として、製粉協会長を2回務め、日本の食生活を支える小麦粉の安定供給と業界発展に尽力。さらに、食糧・農業・農村政策審議会の食糧部会の臨時委員を9年間務め、業界を代表する立場から日本の食と農業に貢献した。
〈技術部門〉
●小林幹央氏(こばやし・みきお)
レオン自動機代表取締役社長=1955年2月25日生まれ、埼玉県出身。77年明治大学法学部卒、同年レオン自動機入社。2002年技術サービス部長、11年米国オレンジベーカリー社長、14年ホシノ天然酵母パン種社長を経て、15年取締役、21年代表取締役社長に就任(現職)。
同社は世界で初めて餡を生地で包む「自動包あん機」の開発や独自のシートから作る製パン技術を確立し、世界の食文化に革新をもたらした食品機械メーカー。技術者として世界各地の現場を巡り、米国子会社経営を通じて「使い手」の複眼的な経営視点を得た。
就任後に同社伝統の強みである「開発力」への徹底的な原点回帰を宣言。部署を越えて率直に意見を戦わせる風通しの良い「挑戦する組織」への変革を強力に推進する。「生涯に一台、自らの名を残す機械を作れ」と若き技術者を鼓舞し、独創的な技術をもって同社のさらなるグローバル成長と豊かな食文化の発展をけん引する。
●櫻井康文氏(さくらい・やすふみ)
不二家前代表取締役社長=1949年1月6日生まれ、東京都出身。72年静岡大学農学部卒業。同年不二家入社、2000年商事本部(現菓子事業本部)応用開発部長、03年執行役員研究開発グループリーダー兼不二家ファミリー文化研究所所長、05年取締役、07年代表取締役社長、21年特別顧問。
櫻井氏は研究開発分野において、日本古来の「まんじゅう」の製法をヒントに、国民的ロングセラー商品である「カントリーマアム」を開発・製品化した。さらに研究開発・マーケティングの責任者として継続的なブランド育成を指揮し、菓子産業の技術発展に貢献を果たした。
07年、同社が創業以来最大の試練に直面する中、創業家以外で初となる代表取締役社長に就任。外部有識者による委員会など設置して企業の透明性を確保するとともに、山崎製パンとの業務・資本提携を締結して信頼回復に努めた。さらに、グローバル事業の基盤構築と海外市場の拡大に注力した。
〈流通・情報部門〉
●青山和曉氏(あおやま・かずあき)
昭和代表取締役会長=1958年9月26日生まれ、愛知県出身。81年日本大学経済学部卒業。82年昭和入社。88年代表取締役に就任。94年代表取締役社長に就任、2020年から代表取締役会長として現在に至る。
50年に名古屋中央卸売市場内で水産品仲卸業として創業。代表者就任以降、地域密着で「問屋道」を追求し続け、取引先を通じて、消費者から学び、消費者へ奉仕することを理念としてきた。
事業については、愛知県豊川市の小坂井配送センターの拠点構築に始まり、26年に稼働した静岡県富士市の富士配送センターに至るまで、国内13の営業および物流拠点を構築。
業態としては食料品卸売・水産品加工・塩干品小売・ギフト・催事・保管・仕分・配送・品質管理など、一貫した供給体制と機能強化を図りながら、取引先の発展に寄与するとともに、自社の事業成長に努めてきた。
また、中部の有力な地域卸として食品流通業界の進化にも尽力している。
●川上俊行氏(かわかみ・としゆき)
大和産業代表取締役社長=福岡県出身。1985年大和産業入社。2011年取締役第一・第二営業部部長、14年常務取締役、16年代表取締役社長(現任)。
創業111年を迎えた16年6月に大和産業第8代目の社長に就任。米穀、小麦粉、糖類の専門流通業としてこれまで「食品原料の安定供給」を使命に取り組んできた。特に「三方良し」をモットーに、メーカー、卸、顧客すべてが納得し満足する商売を実践。一方、商品面では自社ブランド、ヤマトライス発売の「白米と同じように炊けるやわらかい玄米」やパックご飯の「やわらかい玄米ごはん 北海道産ゆめぴりか」といったオリジナル商品の開発に着手。特に現在、「やわらかい玄米ごはん 北海道産ゆめぴりか」は年内に120万食の売上げを目指している。
公職では全国小麦粉卸商組合連合会の会長を二度歴任するとともに、現在は同連合会の副会長をはじめ中部砂糖特約店協同組合副理事長、全国米穀販売事業協同組合理事を務めるなど、業界発展にも尽力している。
●久世良三氏(くぜ・りょうぞう)
サンクゼール取締役会長=1950年2月18日、久世商店(現久世)創業者、久世福松氏の三男として東京都に生まれる。
慶應義塾大学経済学部に在学中の71年、欧米を一人旅し、モータリゼーションによる流通業の変革を目の当たりにする。72年、同大卒業後、ダイエーに入社。73年、同社を退社し久世に入社。75年、同社を退社し、25歳で長野県の斑尾高原に「久世ペンション」を開業した。
79年から「斑尾高原農場」ブランドでリンゴジャムの製造販売を開始。89年、同県三水村(現飯綱町)に「レストランサンクゼール」、翌90年に「サンクゼールワイナリー」をオープン。2013年には「和の食文化」がテーマの「久世福商店」1号店をイオンモール幕張新都心(千葉県)に出店。独自の流通モデルやワイナリーとレストラン、ショップを融合した体験型ビジネスなどを展開し、地域創生と食品製造・流通業の発展に尽力している。
●倉本隆氏(くらもと・たかし)
日本酒類販売代表取締役社長=1958年1月19日生まれ、山形県出身。80年東京農業大学農学部卒業、81年11月同社入社。2009年執行役員流通第三本部長、13年常務執行役員、14年取締役兼常務執行役員、18年常務取締役流通統括本部長、20年取締役専務執行役員、21年代表取締役副社長、22年6月に代表取締役社長に就任。
生え抜き初の社長として創業以来初の中期経営計画「Challenge to Change 2024」を策定。営業力強化に努める一方、料飲店向けの代配機能を拡充。25年3月期は売上高・経常利益とも過去最高、初の経常利益率1%超えを果たした。
25年度からは第二次中計に移行。生成AIの全社導入や物流子会社の設立、ベトナム現地卸2社の子会社化など新領域に踏み出した。
東京都卸売酒販組合理事長として公正な取引環境の整備に取り組むほか、製配販三層による日本酒需要創造会議会長としては「サケハイ」「燗酒」の普及を通じ日本酒の需要喚起に努め、酒類卸業界全体の発展に寄与している。
●永松文彦氏(ながまつ・ふみひこ)
セブン-イレブン・ジャパン取締役会長=1957年生まれ、東京都出身。80年東京経済大学経済学部卒業、セブン-イレブン・ジャパン(SEJ)入社。2000年オペレーション本部ゾーンマネジャー、04年執行役員、14年ニッセンホールディングス代表取締役副社長、18年セブン&アイ・ホールディングス取締役執行役員人事企画本部長、19年SEJ代表取締役社長、25年取締役会長に就任(現在)。日本フランチャイズチェーン協会副会長(CVS部会長)を務める。
長らくオペレーションに携わり、人事・教育に精通した永松氏は社内外とのコミュニケーションを強化し、加盟店との信頼関係の回復に努めた。
全国一律ではなく地域に応じた店づくりや商品開発に力を入れ、環境対応も推進。宅配サービス「7NOW」の導入や新コンセプト店「SIPストア」の開発に着手し、現在のSEJの店づくりやカウンターFF(ファストフード)強化につながる方向性を示した。
●沼田昭二氏(ぬまた・しょうじ)
神戸物産創業者、町おこしエネルギー代表取締役会長兼社長=1954年4月26日生まれ、兵庫県出身。73年兵庫県立高砂高校卒業後、三越入社。81年4月食品スーパーを創業、85年11月法人化(のちの神戸物産)し、代表取締役社長に就任。2000年「業務スーパー」のフランチャイズ1号店を開業、12年長男博和氏に社長職を引き継ぎ、CEOとして博和氏とダブルトップで経営を行う(17年同社退社)、16年町おこしエネルギーを設立、代表取締役会長兼社長に就任(現職)。
自社グループ工場で、主に冷凍食品や加工食品を製造し、FC(フランチャイズ)本部として、業務スーパーを全国展開。日本最大級の「食の製販一体体制」を確立し、22年10月には「業務スーパー」全国1000店舗を達成、現在全国1144店舗(26年7月時点)を展開している。
16年には「町おこしエネルギー」を設立し、日本が抱える問題である食糧自給率アップ、エネルギー自給率アップに取り組んでいる。
●柳下浩三氏(やぎした・こうぞう)
角上魚類ホールディングス創業者兼会長=1940年4月25日生まれ、新潟県出身。18歳ごろから家業の鮮魚卸を手伝い、74年に長岡市(旧寺泊町)の海岸通りに鮮魚直販店を開店。76年に角上魚類株式会社を創業し、事業規模を拡大。2023年に長男・浩伸氏に社長職を引き継ぎ、現職に就く。
食品SMが地域に進出する時代に卸としてのノウハウを活用し、昔ながらの「魚屋さん」のやり方で鮮度の良さと低価格を打ち出した角上魚類は評判を呼び、県内外から多くのお客を集めて成長。寺泊の海岸通りを、県内の一大観光地に成長させる中核となった。
角上魚類も、新潟県と関東地方を結ぶ関越自動車道開通を機に関東に進出。顧客満足度を重視し、鮮魚の品質と品揃えで競合を圧倒、高い支持を獲得している。現在は1都7県に23店舗を展開。売上高は461億円を超える。
〈外食・中食部門〉
●久志本京子氏(くしもと・きょうこ)
アールディーシー会長=1954年7月24日生まれ、埼玉県出身。77年慶応義塾大学(旧共立薬科大学)薬学部卒業後、病院、歯科医院勤務を経て、93年アールディーシーに入社。2011年、同社創業者で実兄の大島敏氏が急逝し、代表取締役社長に就任。同社が運営する「がってん寿司」を発展させ、従来の安価なイメージを一新するグルメ志向の回転寿司業態を確立。すし業界では数少ない女性トップとしても存在感を発揮し、女性ならではの視点を生かした経営で同社の成長を支えた。
すし文化の継承、日本食の海外進出にも意欲的で、25年NPO法人日本食レストラン海外普及推進機構理事に就任。同社は現在、中国・韓国・台湾・フィリピンなど海外に80店舗以上を展開している。24年同社会長に就任。同年、一般社団法人日本フードサービス協会会長に就任。同協会初の女性会長として注目を集め、外食産業における女性活躍の機運を高めた。1期2年を務め、26年同協会理事に就任。
●志太勤一氏(しだ・きんいち)
シダックス代表取締役会長兼社長=1957年9月5日生まれ、東京都出身。95年多摩大学大学院MBA修了。81年にシダックスグループに入社、91年に代表取締役副社長、97年代表取締役社長、2012年から現職。
給食業界の発展や近代化を推進。1994年、メニュー選択可能なカフェテリア方式を病院給食に応用する「シダックス・メディカル・カフェテリアプログラム」を本格導入。
97年、給食食材の「一元購買・一元物流」を開始。メーカー直買と集中配送で、食の安全確保などを実現。2003年、協働購買機構「ファンズエーピー」設立。新たな食材流通体制を確立した。
1998年にシダックス給食サービスHACCP方式を導入。2007年には保育園・幼稚園向けの「アレルギー食の手引き」を配布。「アレルギー食提供マニュアル」を作成し、いち早く食の「安心・安全」への対策を行った。09年に日本給食サービス協会会長に就任。16年には国連UNHCR協会顧問に就任した。
〈国際・食文化部門〉
●脇屋友詞氏(わきや・ゆうじ)
Wakiya代表取締役=1958年3月20日生まれ、北海道出身。15歳で料理の道に入り、「山王飯店」などでの修業、都内ホテル総料理長を経て、1996年「トゥーランドット游仙境」代表取締役総料理長、97年「パン パシフィック ホテル横浜(現横浜ベイホテル東急)」中国料理総料理長に就任。
現在、東京・銀座「Ginza脇屋」、東京・赤坂「Wakiya一笑美茶樓(いちえみちゃろう)」「Wakiya迎賓茶樓(げいひんちゃろう)」「トゥーランドット臥龍居(がりゅうきょ)」を運営。上海料理の伝統を軸に、日本人らしい繊細な感性を融合した身体に優しい中国料理が支持を集めている。脇屋シェフが確立した、料理を美しく盛り付けた一皿をコース仕立てで提供する「ヌーベル・シノワ」スタイルは、従来の中国料理のイメージを刷新し、日本における中国料理の進化をけん引した。
また、日本中国料理協会会長を務め、中国料理業界の発展と後進の育成、技術継承に尽力。メディアにも多数出演し、中国料理、中国茶の魅力を広く発信している。2010年「現代の名工」に選ばれる。14年黄綬褒章を受章。
◆第59回食品産業功労賞受賞者名(部門別・五十音順・受賞理由)
〈生産部門〉
●有田真氏(よつ葉乳業代表取締役会長)
▽北海道酪農の多彩な発展・活性化貢献
▽牛乳乳製品の商品開発・市場活力貢献
▽海外市場の開拓・拡大推進貢献
●太田栄二郎氏(森永製菓代表取締役会長CEO)
▽伝統を継承、新価値創造貢献
▽事業成長と経営基盤の強化確立貢献
▽製菓業界の振興・発展多角化貢献
●高橋伸昌氏(江戸清代表取締役会長)
▽中華まん市場の新発展・商品開発・推進貢献
▽食肉加工市場普及・啓発・拡大貢献
▽横浜中華街の発展、食力、活性化貢献
●西井孝明氏(味の素元代表取締役社長)
▽食と健康の課題解決推進貢献
▽食品業界の栄養改善創造貢献
▽持続可能な食料システム構築貢献
●浜田晋吾氏(ニッスイ前代表取締役会長)
▽持続可能な水産業の新製品普及貢献
▽水産資源の持続的活用推進貢献
▽水産食料の安定供給へ新視点貢献
●山田貴夫氏(日清製粉取締役会長)
▽食品業界への原料安定供給体制強化貢献
▽業界団体活動による二次加工業界への貢献
▽日本の製粉会社として海外進出先鞭性貢献
〈技術部門〉
●小林幹央氏(レオン自動機代表取締役社長)
▽食品生産の自動化・省力化新改革貢献
▽食品製造技術の高度化探求貢献
▽世界食文化への新食感発展・普及貢献
●櫻井康文氏(不二家前代表取締役社長)
▽伝統菓子技術継承・食創発展貢献
▽菓子業界産業発展・振興普及貢献
▽菓子産業持続的発展挑戦貢献
〈流通・情報部門〉
●青山和曉氏(昭和代表取締役会長)
▽食品安定供給・流通基盤構築貢献
▽水産加工品普及・食文化発展貢献
▽食品流通業界の発展・革新貢献
●川上俊行氏(大和産業代表取締役社長)
▽食品原料安定供給推進貢献
▽国産小麦普及・拡大地域振興貢献
▽小麦粉卸業界課題解決貢献
●久世良三氏(サンクゼール取締役会長)
▽地域農産物商品化・活用化貢献
▽農村文化創造・地域活性化貢献
▽日本食文化海外発信普及貢献
●倉本隆氏(日本酒類販売代表取締役社長)
▽酒類業界活性化・需要創造貢献
▽食流通の持続的新改革発展貢献
▽酒類業界等課題解決挑戦貢献
●永松文彦氏(セブン-イレブン・ジャパン取締役会長)
▽加盟店人手不足対応支援貢献
▽次世代CVS構築追求貢献
▽加盟店との共存共栄推進貢献
●沼田昭二氏(神戸物産創業者、町おこしエネルギー代表取締役会長兼社長)
▽業務スーパー革新的業態確立貢献
▽食の製販一体化・PB開発貢献
▽食料・エネルギー自給率向上貢献
●柳下浩三氏(角上魚類ホールディングス創業者兼会長)
▽鮮魚小売新たな業態確立貢献
▽魚食文化普及・健康振興貢献
▽鮮魚販売技術・人材育成推進貢献
〈外食・中食部門〉
●久志本京子氏(アールディーシー会長)
▽外食産業女性活躍推進進化貢献
▽回転寿司業界の新価値・海外展開貢献
▽外食産業発展・振興普及貢献
●志太勤一氏(シダックス代表取締役会長兼社長)
▽給食業界発展・新価値近代化貢献
▽健康・栄養に配慮した食普及貢献
▽食育・持続可能な食環境づくり貢献
〈国際・食文化部門〉
●脇屋友詞氏(Wakiya代表取締役)
▽日本の中国料理普及・発展貢献
▽中国料理の伝統継承・革新貢献
▽中国料理界の後進育成・振興貢献















