多忙でも読める外食ニュース

2026.11.02 573号 04面

●ナポリタン「パンチョ」、スープパスタ新業態

ナポリタン専門店「スパゲッティーのパンチョ」を展開するパンチョが、新業態「ごちそうスープパスタ」を東京・代々木に出店。すでに2024年から、「パンチョ」ブランドの一部店舗で導入していたスープパスタの人気を踏まえて、新たに独立した専門店として開発した。トマトソースに、肉、魚介、西京味噌などの風味を加えた看板メニュー「欲望のスープスパ」をはじめ、ボンゴレやカルボナーラなどの定番パスタを濃厚なスープパスタに仕上げて提供する。

解説=パンチョは、ニッチなカジュアル業態をマルチブランドで展開するB級グルメ研究所とファイブグループのグループ会社。「スパゲッティーのパンチョ」は2009年、東京・渋谷に1号店を出店し、現在は50店舗を超える。

●ダスキンが上海再進出、「ミスド」で再挑戦

ダスキンが、中国の華東地区(上海市、浙江省、江蘇省、山東省)における「ミスタードーナツ」1号店を、上海の大型商業施設「Global Harbor(環球港)」に出店。今年2月、華東地区を対象とするミスタードーナツ事業のマスターフランチャイズ契約を締結した上海美天甜品牌管理(有限公司)が手がける店舗で、年内にもう1店の出店を計画する。ダスキンは現在、タイ、フィリピン、台湾、インドネシア、シンガポールおよび香港で同ブランドの事業を展開している。

解説=「ミスタードーナツ」は2000年に上海に進出し、直営店を中心に展開していたが、19年に撤退。今回は、現地の企業が事業展開するマスターフランチャイズ方式に切り替え、約7年ぶりに上海への再進出を果たした。

●ドムドムバーガーがスガキヤの子会社に

「スガキヤ」を運営する名古屋のスガキコシステムズが、「ドムドムハンバーガー」を展開するドムドムフードサービス(以下、ドムドムFS)を子会社化したと発表。スガキコシステムズは、ドムドムFSが今年1月に実施したMBOを支援するために出資を行っているが、今回、新たに追加投資を行うことで株式の50%以上を取得した。このグループ化ではドムドムFSの藤崎社長による経営体制は変わらず、スガキコシステムズは主に財務面や多店舗化に関するサポートを行うという。

解説=スガキコシステムズは現在約300店を展開しているが、今後は1000店舗体制を目指す計画。7月に名古屋市の同社店舗跡に「ドムドムハンバーガー」の東海地方復活1号店を出店し、グループ化がメリットを生むと判断した。

●自由が丘駅前に再開発ビル開業

東急電鉄の自由が丘駅前エリア(東京・目黒区)で行われていた市街地再開発により、再開発ビルの商業部分である「自由が丘 ミューズ スクエア」がグランドオープン。駅前ロータリーに面した地上15階、地下3階の建物のうち、地下1階から地上5階までに60店舗ほどのテナントが入居する。約15店舗あるフード関連では、「すし銚子丸」の新業態や焼肉の「叙々苑」、三笠会館が展開するカジュアルイタリアンなど、各分野から個性的な飲食と食物販を集めた。建物の8階以上は高級な賃貸住宅のフロアとなる。

解説=自由が丘駅周辺は、かつて東急東横線の沿線でも屈指の商業ゾーンとして多くの人々を集めたが、沿線各駅の開発が進み地盤沈下しつつあった。果たして駅前の高層化が地域活性のカギとなるか、動向に注目が集まっている。

●個人情報漏えい、外食でも相次ぐ

国内企業で不正アクセスなどによる大規模な個人情報の漏えいが相次ぐ。外食企業でも、10月は本記事の執筆時点でビーケー・ジャパンが「バーガーキング」の公式アプリから約1118万件、物語コーポレーションの「焼肉きんぐ」公式アプリで1070万件超、ライドオンエクスプレスで「銀のさら・釜寅・すし上等」公式サイト・アプリから最大約650万件、第一興商ではカラオケ店を含む会員情報860万件超が、個人情報の漏えい、もしくは漏えいの可能性として発表されている。

解説=ここ10年ほどのあいだに、外食企業の多くが公式アプリなどを利用した会員登録制の販促手法を採り入れてきた。その大部分は外部システム事業者への委託であり、今後は委託事業者との訴訟問題に発展する可能性もあるか。

●猿田彦珈琲カフェ、皇居東御苑に出店

東京・千代田区にある皇居東御苑に昨年2月から建設が進められていた大手休憩所が開業し、「猿田彦珈琲」のカフェが出店した。大手休憩所は皇居東御苑のほか、隣接する皇居三の丸尚蔵館の来場者も利用できる。

●ロイヤル新業態、タイムズ施設に出店

ロイヤルグループのロイヤルコントラクトサービスは、駐車場「タイムズ」のパーク24グループが運営するスパ施設内に、リゾートをテーマにしたレストラン「LUANA」をオープン。ハワイアンやアジアンの料理を提供する。

●豚カツの「かつや」、フィリピンに1号店

アークランドサービスホールディングスの「かつや」が、フィリピン・マニラの大型商業施設にフィリピン1号店をオープン。同社は2012年に海外展開をスタートし、フィリピンには「からやま」ブランドが3店舗(4月時点)出店している。

●クリエイトRが香港子会社を売却

クリエイト・レストランツ・ホールディングスは、2012年に設立した香港の特定子会社を、同社のフランチャイズ店舗を運営する現地企業に売却すると発表。同子会社は3期連続で赤字が続いていた。譲渡価格は1香港ドル(約20円)という。

●ウーバーイーツが日本上陸10周年

日本進出から10周年となるUber Eats(ウーバーイーツ)が、過去10年間の利用データを公表。2016年に東京都8区、約150軒の飲食店で始まったサービスは、47都道府県の約14万店に拡大。累計注文数は10億件を超える。

●F&LC、水産関連合弁会社を設立

「スシロー」を展開するFOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)は、静岡県で水産関連事業などを手がける協立と合弁会社を設立。養殖事業者の生産支援やサプライチェーン強化などを通じて、水産資源の安定した調達基盤を築く。

●プロント+明治、チョコ商品でコラボ

プロントコーポレーションは、全国の「プロント」で「明治ミルクチョコレート」100周年記念のコラボ商品を発売。「明治ミルクチョコレート」を使用したザッハトルテとカヌレに、12月からはチョコドリンクが加わり、2月までの販売となる。

●トランジットHD、合弁で新事業開発

「ビルズ」など運営のトランジットホールディングスが、「ユナイテッドアローズ」を展開するアパレル企業TABAYAホールディングスと合弁会社を設立。TABAYAホールディングスは旧ユナイテッドアローズが持株会社に移行し、社名変更した。

●サンマルクHD、うどん事業を承継

サンマルクホールディングスは、カトープレジャーグループが運営するうどん業態「つるとんたん」を事業承継のかたちで子会社化すると発表。新たに100%子会社を設立し、「つるとんたん」を運営する事業会社から、同事業を吸収分割により継承するかたちとなる。

●全日空商事が「アコメヤ」を取得

ANAホールディングス傘下の全日空商事は、サザビーリーグが運営する食品と雑貨の複合業態「AKOMEYA TOKYO」の全株式を取得すると発表。全日空商事グループは幅広い事業を展開しているが、空港における店舗の運営などで相乗効果があると判断した。

編集協力:株式会社EATWORKS(入江直之、岡野恵子)

http://www.eatworks.com/

※記事は一部の固有名詞を省略

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