メニュートレンド:自分で巻く!が新し過ぎる キャベツが主役
「手巻きロールキャベツ "h" and Roll」 1,600円(税込み) パティは1個85gでハンバーグのようなイメージ。ソースなしでキャベツと肉をダイレクトに楽しむスタイルで、添えた粒マスタードとゆずこしょうで味変もOK。※各ロールキャベツメニューは、ランチはライス・本日のSOUP・サラダ付きのセットを単品と同価格で提供
関西では珍しいロールキャベツ専門店、大阪の「ロールキャベツ専門店 and Roll」。ロールキャベツはスープで煮込んで提供するという概念を覆す、ユニークな商品を考案して話題を集めている。家庭的なイメージがある料理に光を当て、魅力的な外食メニューに進化させた同店の取り組みを取材した。
●多彩なソースの煮込みタイプも
店でまず目につくのが、テーブルに固定された四角い枠。これが活用されるのが「手巻きロールキャベツ“h”and Roll」だ。クリップで挟んだキャベツが枠につるされ、鹿児島県産黒毛和牛100%のパティが登場。客は皿の上でキャベツで巻いて食す、斬新なロールキャベツである。
「キャベツを“愛でる”時間を設けたいと、つるすスタイルにした。キャベツは添え物のイメージが強いが、主役にしたいと始めた店」と、STAR RAIN代表取締役・関根ヤフミさん。
関根代表の弟は食肉の専門家で、協力して面白いものを作りたいと模索。知人が群馬県嬬恋村で生産するうまいキャベツを生かせる肉料理を、とロ-ルキャベツの開発に取り組んだ。
開店当初は低調だったが、シニア層が続々と来店。「子どもが巣立って家では作らなくなったが、懐かしくて好きな食べ物」と夫婦で来店する人が多く、ロールキャベツのファンが意外といることを実感したとか。その後は認知度アップと共に女性客が増加したという。
メニューには、手巻きのほかに煮込みタイプの商品も用意。こちらは、国産豚・国産牛・黒毛和牛のミンチと玉ネギなどを混ぜたタネをキャベツで巻く、オーソドックスなスタイルだ。
しかし、一般的な調理と大きく違うのがスープで煮込まないこと。水から3時間煮て一晩寝かせ、翌朝に一時間再度煮込む。そこにさまざまなソースをかけて仕上げるのが同店の工夫だ。煮込みタイプは4種類で一番人気は「トマトクリーム-ロールキャベツ」。季節限定メニューも好評で、今後も種類が増えそうだ。
「多彩なソースで変化する楽しみを提供したい。選択肢が多い、パスタやスープ店の延長線上にあるような店を目指しています」と関根代表。全国展開を視野に出店を検討中と話す。
●店舗情報
「ロールキャベツ専門店 and Roll」
経営=STAR RAIN/店舗所在地=大阪市西区新町1-18-24 2階/開業=2025年4月/坪数・席数=約20坪・23席/営業時間=11時~15時、18時~22時。水曜休/平均客単価=ランチ2000円、ディナー4500円
●愛用食材・機器
「ゲランドの塩(顆粒)」 輸入元=アクアメール(神奈川県三浦郡)
肉のうまみと深み際立つ
同店では、キャベツに合わせる肉にもこだわって選定しているが、その味を引き立てる調味料として活用するのが同品。フランス・ブルターニュ半島のゲランドの塩田で伝統製法により作られる製品である。「肉のうまみと深みが際立つ、肉に合う商品」と関根代表。さまざまな塩を試して選択した愛用食材である。
規格=1kg(常温)















