居酒屋「八百八町」、ISO9002認証取得

2001.01.15 220号 26面

企業のISO取得が進む中、居酒屋「八百八町」を展開する(株)八百八町(東京都大田区、03・3757・0800)は、昨年12月、ISO9002を取得した。対象は同社が「キッチン工房」と呼ぶセントラルキッチンでの食材の製造および配達業務。「取ろうと決心したのが昨春で試験が11月。準備期間はわずか半年でした」と取締役営業本部長の加藤敏也氏。

膨大な書類作成とヒアリング・視察試験に備えるため、通常、取得準備には一年はかかる。石井誠二代表取締役社長も「半年は無謀、今回は取れなくても仕方がない」との考えだった。

同社は二〇〇四年の店頭公開に向けて今年から本格的な店舗のシステム化、拡大展開に入る。加藤氏は「出店店舗数に応じて書類も多くなる。できれば年内に取りたい」と決意。キッチンや店舗統括などの通常業務をこなした後、毎日二~三時間は書類づくりに没頭、キッチンスタッフとのミーティングを重ねていった。料理アイテムごとの工程やチェック態勢、温度管理、失敗したときの対処法などをすべてマニュアル化、明文化する気の遠くなるような作業だが、「おかげでこれまで慣れや勘でやっていた部分も一から見直すことができ、改善に向けて皆の意識も変わりました」。

メーカーなどはISO取得を企業宣伝としてとらえる向きもあるが、「ISOは自分たちの通常の作業が世界基準のどこに位置するかを確認するためのもの。認められたことで社員一人ひとり自信につながった」と加藤氏は話す。立ち寄り検査では専門家からの的確なアドバイスもあり、メリットは大きかったという。

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