多忙でも読める外食ニュース
●小田急「箱根そば」、小メニュー専門店に
小田急電鉄の傘下で飲食事業を展開する小田急レストランシステムは、運営する「箱根そば」町田北口店をリニューアルし、約1年前から販売している「箱根そばライトシリーズ」の専門店「オールライト 箱根そば」に業態変更した。「箱根そばライトシリーズ」は、小ポーションのそば・うどんを380円からという低価格で提供するメニュー。従来の店舗では朝限定のメニューを含めて6品のみだが、今回の店舗では、ご飯ものやセットメニューなども用意している。
解説=同店は、小田急線町田駅に隣接する、立食も含めて8席という小型の店舗。同社は1957年の創業。「箱根そば」のほかにも複数のブランドがあり、カフェや食堂、おむすび店などを同線の沿線に70店舗ほど出店している。
●イーストンが笹塚にとりの二毛作業態を開業
北海道を拠点に、東北・関東で「ミア・ボッカ」「クッチーナ」「いただきコッコちゃん」などのブランドを展開するイーストンは、既存ブランドである鶏白湯ラーメンの「白鶏舎(はっけいしゃ)」と、鶏料理の新業態「トリノイロ」を複合させた二毛作業態を東京に出店。ひとつの店舗で、昼間は東京初出店の「白鶏舎」、夜は国産の手羽先を焼き上げる「焼手羽」をメインとした「トリノイロ」を営業する。オープンしたのは、東京・渋谷にある京王線笹塚駅の駅ビル「フレンテ笹塚」。
解説=イーストンは、イタリアンや焼き鳥、パスタなど、幅広い業態を45店舗ほど展開し、関東にも店舗が多い。本拠地である北海道の食材を生かしたメニューを提供するほか、北海道のブランド卵を使ったプリンなども販売する。
●流通・外食の賃上げ 労働条件最高水準に
流通・外食分野の組合員が多く加盟する、産業別では国内最大の労組UAゼンセンの発表によれば、2026年の労働条件交渉は、4月1日の段階で、正社員・パート社員ともに同組結成以来の最高水準となる賃金引き上げ率で妥結が進んでいる。特にパート社員に関しては、11年連続で正社員の引き上げ率を上回る結果。本記事執筆時点ではそれ以後の推移はわからず、また中東情勢などを背景にした物価上昇率など不安要素もあるが、多くの外食就業者にとってはやや明るい話題となった。
解説=この結果は、業績の堅調なスーパーやドラッグストア等の業界が牽引していると思われるが、外食でも、トリドールホールディングスが3年連続、すかいらーくホールディングスが4年連続で満額以上の回答で妥結している。
●KFC次世代モデル1号店再オープン
日本ケンタッキー・フライド・チキンは、既存の相模原大野台店(神奈川県)をフルリニューアルし、「ケンタッキーフライドチキン」の次世代モデル店舗1号店として再オープンした。同店の店舗デザインはグローバル店舗をベースにしたものだが、加えてドライブスルーにはダブルレーンを導入、店内には有人レジのほかに4台のセルフレジを設置するなど、機能性を重視。また、キッチンのスペックは、同社が現在注力しているバーガー商品を従来の6倍生産できる能力があるという。
解説=同店は壁面がガラス張りで、従来より面積も広くなった。さまざまな施策を試すテストキッチンとしての機能もあり、モーニング時間帯を重視するという今後の方針に対応して、週末は従来店舗より早い午前9時からオープンする。
●イオンレイクタウン 食ゾーンを改装
昨年、2年越しの大規模リニューアルを終えた日本最大級の商業施設「イオンレイクタウン」が、今年も春から夏にかけて小規模なリニューアルを実施。同施設は大きく「kaze」「mori」「アウトレット」の3つのエリアに分かれるが、「kaze」では新たな食のゾーンとして「FOOD STREET」が新設されるほか、フードコートもリニューアルとなる。また、「アウトレット」エリアには、高級スーパーの「紀ノ国屋」がPB商品を中心とした初のアウトレット店を出店。
解説=「FOOD STREET」には、「伊右衛門カフェ 」や京都の人気ベーグル店「RABBIT BAGELS」など、県内初出店の店舗も入居。「紀ノ国屋」では、加工食品を中心に、エコバッグなどの雑貨類も販売する。
●「磯丸水産」業態転換「磯丸酒場」に
クリエイト・レストランツ・ホールディングス傘下のSFPホールディングスが、神奈川県の「磯丸水産」上大岡店を「磯丸酒場」に業態転換。両社は7月から合併することを決議しており、SFP社は上場廃止となる。
●ゼンショー創業者 小川賢太郎氏が死去
ゼンショーホールディングスの創業者、小川 賢太郎氏が4月に死去した。同氏は1982年、「すき家」の前身となる店舗を創業。同社を国内の外食企業では初めて、連結売上高が1兆円を超える企業グループに育て上げた。
●MLBの球場に「ココイチ」出店
壱番屋の運営する「カレーハウスCoCo壱番屋」が、米国サンディエゴの「ペトコ・パーク」に出店。同施設はメジャーリーグ球団サンディエゴ・パドレスのホーム球場で、同球団の幹部が「ココイチ」のファンであったことから実現したという。
●ニラックス新業態中華ビュッフェ
すかいらーくグループのニラックスが、飲茶と中華、スイーツの食べ放題をうたった新業態「THE BUFFET 点心甜心」を出店。すかいらーくレストランツが埼玉県志木市で運営していた、既存の中華ビュッフェ「桃菜」をリニューアル。
●堀口珈琲の高級業態 横浜、有明に連続出店
堀口珈琲が運営するコーヒー専門店「HORIGUCHICOFFEE」が、横浜・関内の商業施設「BASEGATE横浜関内」に続き、東京・有明の「東京ドリームパーク」に出店。同ブランドは上海にも店舗があるスペシャルティコーヒーの専門店。
●かっぱ寿司新業態 丼デリバリー店
「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトが、デリバリー専門の新業態「丼ぶり専門 清水港 バンノウ水産」をスタート。メニューは「まぐろ丼」「いくら丼」などのオリジナル海鮮丼6品。既存の店舗を活用し、全国134店で展開する。
●ぐるなび勝ちどきにドーナツ店オープン
飲食店支援事業などを幅広く手がけるぐるなびが、ドーナツ専門店「SILK AND ILY DONUT」を東京・中央区の勝どきに出店。人気の生ドーナツと米粉ドーナツを販売し、キャッシュレス決済のみ、売り切れ次第終了の店舗となる。
●トランジットHD 人気フレンチの新店
トランジットホールディングスが、東京・南青山で人気のフレンチレストラン「LAS(ラス)」の姉妹店を手がける。世界的にも評価が高い「LAS」の兼子大輔シェフがメニュー監修し、昨年竣工した商業ビル「原宿クエスト」にオープン。
●お好み焼の「千房」 台湾で高級新業態
お好み焼「千房」を展開する千房ホールディングスが、台湾の商業施設に新業態「千房 diversity」を出店。同社の高級業態「ぷれじでんと千房」系列のブランドとして、ディナー時間帯には日本円で5000円~1万円ほどのコースを提供する。
●投資ファンドが「鰻の成瀬」買収
短期間で急拡大した「鰻の成瀬」のフランチャイズ本部を運営するフランチャイズビジネスインキュベーションを、AIやSNSなどの活用に強みを持つ投資ファンドAI フュージョンキャピタルグループが子会社化。発行済株式の58%を取得し、成長拡大を図る。
編集協力:株式会社EATWORKS(入江直之、岡野恵子)
http://www.eatworks.com/
※記事は一部の固有名詞を省略














