メニュートレンド:新発想!ラーメン×うどんのハイブリッド
「切り立てチャーシューうどん」 950円(税込み)※めし小無料 たっぷりのチャーシューで見た目はラーメンだが、中から細うどんが登場。トッピングに生わかめや味変用の自家製天かすを取り入れ、うどん感もアピールしている
2026年1月に誕生し、早くも話題になっているのが、兵庫県尼崎市の「春ちゃんうどん」だ。ラーメンスープにうどんを合わせるという新発想の商品で、ご飯も一緒にガッツリ食べたいという層にアピール。チャーシューでビールを楽しむ客も見受けられ、夜の客足が落ちないのも一般のうどん店とは違う点だ。男性客が8割で順調に集客中という同店を取材した。
●スープと細うどんがマッチ 男性をターゲットに夜も集客
同店は人気店「うどん工房悠々」(以下悠々)の姉妹店。メインターゲットは20代から40代の男性で、女性客がメインの悠々とは、客層のすみ分けができているという。
「進化系といわれることもあるが、そんな狙いはなく“仕方なく”始めたもの」と、中山優子店主からは意外な言葉が。始まりは、近隣の寿司店が閉店するため、後を託されたことから。
相談したのが、いとこでラーメン事業を広く展開するOMO社代表の島田隆史さん。東京で人気の“ちゃん系”ラーメンを提案され、ラーメン店を考えたそう。しかし、悠々前身のうどん店店主で、現在も店を手伝う父の春世さんから、「近くにラーメン店があるのに、和を乱す」と反対されたとか。
熟考の末、ラーメンと融合させたうどんで、OMO社のFCでスタートすることを決断。父へのオマージュを込めて店名を「春ちゃん」にしたという。味の構成には中山店主も意見を出し、秋田県産豚骨から作る清湯スープにホタテだしやショウガオイル、煮干し粉を加えて、やさしさと深みのある味を考案した。
麺は、悠々が製造する4mm幅の細うどん。オーダーが入ってからカットするチャーシューや、めし(小)の無料サービスなど、“ちゃん系”のスタイルも踏襲している。食べてみると、透明感あるスープと細うどんが違和感なくマッチすることに驚かされる。卓上の“辛ニボ”を加えるとパンチが利いた味に、自家製天かすを入れるとうどんらしくなり、味変も楽しい。
「この店は将来への投資という意味もあり、OMO社の知恵も借りつつ勉強したい。FCには制約もあるが、QSCを忠実に守ることがFCでの成果につながると考えています。うどん店のセカンドブランドとしても可能性を感じる業態です」と、中山店主は語る。
●店舗情報
「春ちゃんうどん」
経営=悠々/店舗所在地=兵庫県尼崎市南塚口町2-1-2 塚口さんさんタウン2番館/開業=2026年1月/坪数・席数=10坪・13席/営業時間=10時30分~14時(土・日・祝15時)、18時~22時。水曜定休/平均客単価=1250円/1日平均集客数=90人
●愛用食材
「幸せのめぐみ」 柄木田製粉(長野県長野市)
うどん生地のベース
細うどんは「うどん工房悠々」のうどん生地から作られる。国産小麦粉3種をブレンドするが、ベースになるのが創業時から愛用する同品。粘りあるもち感と小麦風味豊かに仕上がるのが特徴だ。季節や気候により配合や水分、熟成温度を調節。加水率51%で適度なコシともっちりした食感に仕上げている。
規格=25kg














