日本・台湾農産缶詰協議会が総会、台湾麻竹缶値上げ含み

缶詰 1997.09.08 8259号 2面

日本・台湾農産缶詰協議会(東京都中央区、03・3271・1120=(株)明治屋内・会員三二社)は2日、定時総会を開き、8年度事業報告・決算、9年度事業計画・予算案をそれぞれ原案通り承認。役員人事では、会長竹山満氏((株)明治屋副社長)、副会長(株)関東メイカン、三井物産(株)、三菱商事(株)のほか理事、監事も全員留任を決めた。

台湾麻竹缶詰の作況や生産状況について8月6日に訪台した坂井義範氏((株)関東メイカン社長)は、「梅山地区では四社のほかアウトサイダーなどが製造を行っている、原料価格は五・五〇元程度と昨年の七元~七・五〇元を下回っているが、メンマ向けの買い付けが強気であることと、台風の影響などで値上がり傾向を強めている。製品価格(C&F)はSS一五ドル五〇セント、ホール一四ドルほどだが、原料状況いかんでは、値上げ必至であろう。昨年はSS一六ドル五〇セント~一七ドル、ホール一六ドル強だった。対日向けは、昨年四四万ケース前後だが、今年は五G缶で二五~三〇万缶と予想される」と語った。

一方、8年6月から9年5月までの輸入実績は、台湾四四万缶、中国一〇一四万缶、タイ六五万缶(いずれも五G缶換算/一一キログラム)。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら