味の素ゼネラルフーヅ（株）（東京都品川区、０３・５４６３・３６６５）は、今中元期のＣＦ「電話」篇に俳優の三國連太郎を起用し、６月２３日から全国放映を始めた。

新ＣＦ電話篇では、初めて親子間のギフトの情景をとりあげた。娘のいない生活にもようやく慣れてきたある夏の日。三國さん扮する父のもとに稼いだ娘から中元が届いたかどうか確認する電話。初めてのお中元に大好きなコーヒーを贈ってくれた娘の気づかいに照れながらもうれしさを隠しきれない。そんな父親を三國さんが好演している。三國さんの起用は昨年歳暮期の「グランデージ」ＣＦ「ショートケーキ」篇に続き二作目。ＣＦソングは、竹内まりやの「幸せの探し方」が昨年末に引き続き採用されている。

同社によると、近年、中元は儀礼的な習慣から家単位の季節のあいさつにその様相を変化させているという。それを実証するように、最近の調査で中元の贈り先も、従来上位を占めていた仕事関係や上司をさしおいて、両親、親戚が上位にランクインされている。この変化に伴い、ギフトの選び方も相手の好みを重視したものになっているようだという。こうした中で、同社では、ＡＧＦギフトシリーズに「贈るからにはギフトのために作ったコーヒー」をコンセプトに「グランデージ」「マキシム」「ブレンディ」のお馴染みのブランドに味も香りもパッケージも一新させたギフト専用商品を揃えて、テレビＣＦなどを連動させた販売促進を展開していく。