小松菜 下ゆでしないで生のまま 葉物中でも、優秀なカルシウム応援団
昔は冬にとれるため冬菜、雪菜などの名で。その後、原産地の小松川(東京都江戸川区の西部)からこの名に。うぐいす菜と呼ばれることも。
ほうれん草に似た成分ながら、カルシウムはその3倍以上、カロチンは同等。ビタミンC、B2、鉄、食物繊維も。アクの成分となるシュウ酸が少ないため下ゆでの必要なし。水溶性のビタミンCを効率よく取るためにも、炒め物や煮物、汁物には生のまま直接利用したい。あえものにするためにゆでた後は水にとるが、しばらく水にさらしておくことはしない。ゆでるよりも蒸して調理すればミネラル分の摂取量が上がる。
葉の大きさで選ぶなら、小ぶりのものの方がやわらかい。
◆炒り卵と小松菜の味噌汁
〈材料(4人分)〉
・小松菜………100g
・えのきだけ……1袋
・卵………………3個
・「AJINOMOTOサラダ油」……大さじ1/2
・水…………………カップ4
・「ほんだし」…小さじ1 1/3
・みそ………………大さじ4
〈作り方〉
(1)小松菜は洗って根元の太い部分はタテ4等分に切り込みを入れて3cmの長さに切る。
(2)えのきだけは根元を切る。
(3)ボウルに卵を割りほぐす。
(4)フライパンに油を熱し、(3)の溶き卵を流し入れて大きくかき混ぜていり卵を作り、取り出す。
(5)鍋に水、「ほんだし」を入れて火にかける。(2)のえのきだけ、(1)の小松菜を入れて、しんなりするまで2分ほど煮る
(6)(4)のいり卵を入れて1分ほど煮てみそを溶き入れる。
レシピ=味の素KK「レシピ大百科」