月刊・漢方美人:夏のスキンケア、どうしたらいい?

2006.08.10 133号 8面

Q.この時期はなぜか肌トラブルが起こりがちです。どうやってスキンケアしたら良いのか迷ってしまいます。(30代女性)

A.熱を冷ましながら肌を安定させる清熱静肌をお勧めします。

◆夏の疲れが肌に

残暑の厳しさもひとしおのこの時期、夏の疲れが徐々に身体や肌に出始めているのではないでしょうか。

日中、外へ出れば強烈な紫外線と高い気温や湿度のせいで、身体には余分な熱や湿がこもりやすくなります。一方、室内では快適に過ごすため、エアコンは冷房か除湿に設定したままで過ごします。そうすると、身体は火照るのに、肌はエアコンのせいで乾燥が進んでしまう。この状態が続くと肌のバリア機能が低下し、かさつきや炎症、ニキビなどの肌トラブルが起きやすくなってしまいます。身体の不調もしかりです。

◆身体の内側と外側の両方からケア

中医学ではスキンケアは、身体の内側からと外側からの両方をケアすることを基本としています。

この時期にお勧めの内外ケアは、身体の中にこもっている熱や湿を取り除き、熱を冷ましながら水分を補い保つことに重点を置いたスキンケアです。

中国では、残暑の季節には、身体の熱や湿を取り除く金銀花や五行草がお茶の代わりによく飲まれています。また、清熱作用のある紫根や苦参、保湿作用のある人参などはスキンケアに使われています。植物の力を借りて快適に過ごしているわけですね。

食事の面では、身体の熱を冷ましてくれるナスやキュウリ、トマト、レタス、冬瓜などの夏野菜を中心に、豚肉や鶏肉でスタミナをつけましょう。デザートには西瓜やメロンなど、食欲のない朝にはバナナがお勧めです。

◆お風呂上がりにローションパック

スキンケアでは、乾燥を防ぐために熱を取りながら、たっぷりと保湿をしてあげましょう。お風呂上がりに漢方茶を飲みながら、植物エキス配合の化粧水でローションパックをすることを、楽しい夜の過ごし方に加えてみてはいかがでしょうか。蒸しタオルで肌をほぐしてからのローションパックは、疲れた夏肌を生き返らせてくれるでしょう。

●オススメは『五行草』、『瑞花露薬用保湿ローション』

日本ではスベリヒユとして親しまれている『五行草』は飲みやすい顆粒状のものも市販されています。無香料、無着色で植物エキス配合の『瑞花露薬用保湿ローション』でお手入れを。

●シノアカフェ:はと麦と緑豆のおかゆ

美白効果のあるはと麦と、むくみ解消効果のある緑豆。白く美しい肌を作るための「美人がゆ」。

〈材料(2人分)〉

・コメ………カップ1/2

・水………カップ3・1/2

・緑豆(乾燥)……20g

・はと麦……………15g

〈作り方〉

(1)コメは洗って分量の水とともに鍋に入れて、30分以上つけておく。緑豆はサッと洗う。

(2)(1)の鍋に緑豆、はと麦を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にして30~40分炊く。

『お部屋で「薬膳カフェ」』(七沢なおみ著・祥伝社)から

●東洋エクササイズ:美肌のためのツボ

十分に洗顔し化粧水とクリームをつけ、中指と人差し指を使ってマッサージをする。最初に迎香から自門まで、次に地倉から聴宮まで、最後に承泉から聴会まで。手首を使って皮膚の表面を持ち上げるように。9回ずつ。

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