自由時間術:新方式「加圧」で大人の筋トレ大作戦!
筋肉は、年齢に関係なくいくつになっても自己のトレーニング次第で増やすことができることは、よく知られている。適正な筋肉が維持できていれば、加齢やケガによる関節損傷もカバーできたり、基礎代謝量が上がり生活習慣病が予防できたりといいことづくめだ。しかし問題は、それなりにハードなトレーニングをしなければ筋肉の増強は望めないこと。筋肉は、破壊と修復を繰り返さなければ増加せず、このことを「超回復」と呼ぶが、それによってあのツライ筋肉痛も起こる。中高年にとってはきついトレーニングは関節に負担がかかり、逆に良くない結果を招くこともある。
しかし、最新の科学ではこの常識を打ち破って筋肉を増強する方法が発見された。(株)サトウスポーツプラザ(厚生労働大臣認定健康増進施設、厚生労働省指定運動療法施設)佐藤義昭代表取締役が開発した、「加圧トレーニング」という方法がそれだ。早い話、思春期の時と同じように「成長ホルモン」が分泌されれば筋肉は増強する。成長ホルモンは、一日の中で運動後と睡眠中に多く分泌されるが、残念ながら全体量は思春期以降、年齢とともに減少していく。加圧トレーニングとは、血流を適度に制限して軽い運動を一〇分ほどの短時間行う方法で、そうするとハードな運動をした時と同じように疲労物質である乳酸が発生し「ストレス状態」が擬似的に作られる。ここで緊急事態の情報を得た脳の視床下部が、成長ホルモンを分泌するのだ。
実際には重い負荷をかけてはいないので、筋肉組織の破壊も少なく、関節も痛めにくい。また成長ホルモンは全身に作用するので、血流を制限した部分だけでなく全身の筋肉を増加させる。成長ホルモンの働きとしてほかにも脂肪分解によるシェイプアップ、免疫力向上が期待できるという。
すでに個人個人に合わせたサイズで正しく加圧トレーニングに取り組めるスポーツウエアも開発され、販売されている。筋力・体力が低下した患者のリハビリテーションに用いている医師もいる。
●問い合わせ 電話03・5366・7729
血流制限は、腕と脚の付け根を専用に開発されたベルトで締め行う。ユーザー登録制度によって、専門のアドバイザーのアドバイスを受けて自宅でトレーニングする仕組みとなっている。一つ間違うと大変危険なことになるので、ヒモなどで締め、我流で血液制限をすることは厳禁だ。











