人生・健康の超人達は朝何を食べているのか:聖路加国際病院理事長・日野原重明氏
「私の朝の食事はコーヒーとジュースだけ、昼も牛乳一本とクッキーですませることがほとんどです。まるで水分だけで生きているようです」‐‐信じられないことに、九一歳の医師・日野原重明さんは、そんな軽い食事で超激務をこなしている。自身が理事長を務める病院での診察、たくさんのスタッフへの指示、遠隔地への往診、ボランティアや文化活動、それらの原動力が、コーヒーとジュースだけとは……。
そうはいってもこのオレンジジュースにはひとつ、独特の工夫がある。「ジュースはオレンジでも何でもこだわりません。で、そのコップ一杯のジュースに植物油を一五ミリリットル入れて飲みます。こうすると肌のツヤが良くなるのです」。
自宅を出るのは午前7時30分、車の中でも執筆することもあり、8時30分病院到着後、すぐさま業務に入る。「皆さんもそうでしょうけれど、朝は時間がない。できるだけ効率的に食事を済ませたい。このジュースなら、生野菜にドレッシングをかけたサラダと同じ効果が得られます。三〇年ほど続けていますね」。
ランチの「牛乳一本とクッキー」は二〇年来の習慣。「牛乳は苦手だったのを苦労して習慣づけました」。夜は、「サラダをびっくりするくらい食べます。立食パーティーなども多いですが、やはりサラダをとるように心掛けています。あと魚や脂のない肉やは大豆食品。レシチンが多いので頭に良いですからね」。
「人生はひと言で言えば習慣です。習慣に早くから配慮した者は、おそらく人生の実りも大きく、習慣をあなどった者の人生はむなしいものに終わってしまいます。食習慣の身体への影響は多大です」と、日野原さんはいう。
「人間の身体というのはよくできたもので、機械であれば古くなると燃料がよけいにかさみますが、人間は反対に老齢になるとエネルギーは少しで足りるようになります。私の一日の摂取カロリーはざっと一三〇〇キロカロリー、若い人の三分の二です。それで三〇代の頃と変わらない仕事のペース、五時間の睡眠時間を保っています。年をとるとムダが身体に負担になるのです」。必要以上のエネルギーを注がないこと、これが日野原さんの養生法のようだ。朝食もしかり、なのだという。
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根っこのもの。緑の茎のもの、葉、実をすべて含む。大樹を1本いただくように。
ジャガイモ小2分の1個、ニンジン小2分の1本、キャベツの葉1枚、リンゴ小2分の1個、レモン汁半個分、ハチミツ適量をジューサーミキサーにかける。出来上がったらすぐ飲むこと。