窓の外の粉雪が降り積もった地面のような、真っ白なまあるいこのお菓子。外から見ると緑茶が似合いそうな和菓子風、ところが中を割ってみると口溶けの良いふわふわの生クリームと、ジューシーで甘酸っぱいいちごが…。寒ーい季節。暖かいお部屋で頂くのがピッタリな感じの、その名も「雪苺娘（ゆきいちご）」は和洋折衷感覚の不思議なケーキだ。

外側の柔らかいお餅は、実は牛皮。京都の生八ツ橋のメーカーから取り寄せた材料という。この表面の甘～いモチモチ感に対し、中身の生クリームは意外に軽い感じ。そこにサックリとした果実が加わって、口の中にちょっと変わった新食感ワールドが生まれる。

「カヌレ」「ベルギーワッフル」の例をみても最近ヒットしているデザートは、この“初めてみたいな食感”がポイント。プラス、この和洋折衷感覚は「ピザまん」「おにぎりのツナマヨネーズ」などのナイスミスマッチな新しさを感じさせる。この冬、話題をさらいそうな要素がいっぱいで、一個一八○円。１月４日に発売されたばかりだから、新しモノ好きならば人より先に食べて自慢の材料にしたいところ。

山崎製パン（株）ではほかにもこの冬、１～２月の限定で長野県の白い雪をイメージさせる白いパンシリーズ「ヤマザキホワイトセレクション」全二二種類を発売し、長野オリンピックを応援する。信州産のりんごとカスタードクリームを包み込んで、雪の結晶をかたどったクッキーをトッピングした菓子パン「信州リンゴクリーム」などのストーリー仕立て。こちらもぜひいち早くお試しあれ。

山崎製パン（株）=電話０３・３８６４・３１２３。