日清製粉グループ創業110周年で新CM展開 スタジオジブリが制作

粉類 キャンペーン 2010.03.26 10299号 03面
(右から)発表会で、宮内泰高副社長、鈴木敏夫プロデューサー、稲垣泉広報部長

(右から)発表会で、宮内泰高副社長、鈴木敏夫プロデューサー、稲垣泉広報部長

 日清製粉グループ本社は2010年に「創業百十周年」を迎えるに当たり、新グループ広告を制作して3月20日からテレビCMを全国放映、同時に東京・大阪で街頭ビジョン、ラジオ広告、紙面・WEB広告を展開し、同社の企業理念である「健康で豊かな生活づくりの実現」を目指して常に進化し続けるという企業イメージを訴求する。

 東京・帝国ホテルで19日に開催された新グループ広告発表会には、制作に当たったスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと日清製粉グループ本社の宮内泰高副社長、稲垣泉広報部長が出席した。宮内副社長は「当社グループは約2年前からCSRの一環として三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーに特別協賛しているが、その縁で今回の創業110周年記念新企画としてスタジオジブリに新CM制作をお願いした。日本を代表するプレミアムブランドであるスタジオジブリと安心・安全・上質な食品を提供し続けるという当社グループの共通の思いが達成された広告となった」と述べた。稲垣広報部長は「“昔から、人と麦は仲良しだったんだよ。日清製粉グループ 百十周年”のコピーでクロスメディア戦略を展開する。CMは楽しく感じるもの、心が和み、心に残るものを目指した」と述べた。

 鈴木プロデューサーは「縁があり一緒に仕事をさせていただいたが、私が筆で描いた子猫から宮崎吾郎監督が絵コンテをおこし、『崖の上のポニヨ』の近藤勝也作画監督、さらに5歳のお嬢さんも声で出演し、曲は私の大好きな森山良子さんと矢野顕子さんが担当してジブリにとっても大きな挑戦だった。110周年という長い間会社が続くということは信頼があるからこそだが、今回のCMもみんなに愛されるものになったらうれしい」と語り、キャラクターを「コニャラ」と命名した。

 (八木沢康之)

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