今年の花粉はスゴイらしい。花粉症の方々にとっては「去年の四倍、五倍…」などと情報が流されるたびに憂鬱になってしまうのではないだろうか。しかし、その季節は始まってしまった。２月も半ばになると耳鼻咽喉科には花粉症患者がどっと増える。

その花粉症、日本で発見されたのは三〇年以上も前の一九六三年のこと。その後増え続け、現在の患者総数は推定約一〇〇〇万人とも言われている。

ツラ～イ花粉症状を少しでも軽減しようと毎年毎年、様々な花粉症対策食品、医薬品、そして鼻を洗う器具、花粉用マスク、眼鏡などなど次々と開発されている。

中でも注目したいのは、昨年あたりから花粉症の症状を緩和する効果が大と話題になっているお茶「甜茶」（てんちゃ）。

サントリー（株）の発売を機に、カルピス食品工業、雪印乳業、さらに中国から輸入している明山茶業（株）なども参入、その種類は多い。

甜茶とは文字通り「自然な甘さのあるお茶」全体の総称。花粉症を始めとする鼻アレルギーに効果が期待できるのは甜茶の中でも中国南部、桂林の奥地で自生するバラ科の甜茶だ。

そのメカニズムは研究中とのことでいまだ明らかにはなっていない。

ただ、甜茶に含まれる「甜茶ポリフェノール」に、花粉症などの原因になる体内のヒスタミン放出を抑える効果がある、とされている。

味は自然な甘さが特徴だが、もちろん低カロリーで安心して飲める。

数多くある花粉症対策商品、店頭にはあれや、これやと山積みにされている。症状はそれぞれ違うだけに、今回は花粉症の方々自身で花粉対策商品イチ押しを探して頂きたい。