立川マラソン大会で本紙がアンケート調査 本番3日前から身体づくり

1996.04.10 7号 13面

3月10日、「立川マラソン大会」(東京都立川市・立川市陸上競技協会など主催)で、本紙では参加の市民ランナーにアンケート調査を行った(有効回答数六一名)。

食事に関する質問項目では、多くのランナーが、レース前三日くらいからは、身体をつくることから熱を蓄る方向へ切り替える、具体的には炭水化物類を多く摂るようにすべきことを理解していた。切り替え時期は一週間前から前日まで幅があり、それぞれ長い間の経験で自分に一番合うスタイルをセレクトしているようだ。走るためにスリムな体型をキープしようとする気持ちが強いため、コレステロール値の高い肉類の摂取を控えるという発言もいくつかあった。過度に過ぎると当然身体づくりが上手に機能しないので、若干心配される。

ランニング中の水分補給は皆、好みのスポーツドリンクなどで積極的に行っている。レース後はとにかくビールという声も多いが、本当はまず水分と糖分を摂取すべき。ビールは完走後のひと口、ふた口を楽しみ、そのあとの祝杯は数時間あけた方がベター。その場合もアルコールは疲労回復のためのグリコーゲン合成を遅らせるので、お祭り気分で飲み込ぎるのは問題だ。

●走るために気をつけている食べ物は?

「好き嫌いなく何でも食べる。野菜を多く摂る。レース前はスタミナ不足にならないよう炭水化物を多めに。一週間前ぐらいにパスタ類、スパゲティ、うどんなどをよく食べるようにしています」「高コレステロールのため、肉類、塩分は控えめに。その他は何でも食べること」「レース前日からはもちや赤飯を食べている」「試合前日はスパゲティー」「パスタ、もち、ヨーグルト」「でんぷん、コメ、うどんなど」「一日三回きちんと食事を摂る。バランスも考える」

●走っている時、また走り終わった時に飲む飲み物は?

「ランニング中は水、スポーツドリンクなど。走り終わったらもっぱらビール」「走っている時は水、終わったらまず日本茶で次いでビール」「夏場走っている時はスポーツドリンク、とくに気に入っているキリンポストウオーターを飲む」「レース中、給水所では身体への吸収が遅い水は間違っても飲まずスポーツドリンクを。大会が終わった後は何でも。ビールはとくにおいしい飲み物です」「家に帰ったら牛乳が良い」「ザバス、カロリーメイト」「走行中はポカリスエット、茶、水。終わったらビール」「エネルゲン」「走っている時は水+オレンジジュース+紅茶」。

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