東京工科大学、ライ麦成分の老化抑制効果を発見 「地中海食」有用性を裏付け

総合 ニュース 2017.04.12 11511号 04面

 東京工科大学は3日、ライ麦などの種子外皮に含まれる成分「アルキルレゾルシノール」が、老化抑制や生命維持に効果があることを発見した、と発表した。今井伸二郎応用生物学部教授の研究グループと、萱嶋泰成山梨学院短期大学植物栄養科准教授らとの共同研究によるもの。これによって、近年「地中海式ダイエット」として注目される、ライ麦外皮やフスマなどの繊維質を多く取り入れたギリシャや南イタリアの伝統的食事法が、同地域の平均寿命の長さに関係することの新たな裏付けとなった。

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