アパレルに学ぶ盛り付けのヒント:ファッション+生活雑貨に注目 ライフスタイル表現で

2018.09.03 475号 23面
「コレックス」の店内

「コレックス」の店内

 ファッション業界では近年、生活雑貨に注目が集まっています。既存のショップに商品を加え、ライフスタイルの表現を強める狙いがあります。とはいえ、競合も多く、どのように存在感を出すかが腕の見せ所です。

 アバハウスインターナショナルの「コレックス」は“ライフ&スタイル”を提案する生活雑貨ショップ。都心立地で売上げを伸ばし、秋には進化版の新店を日本橋高島屋SCに出します。同社はファッション企業なので、ファッションの企画力、値頃感に自信を持ち、アパレルや服飾雑貨は大半がオリジナル。今夏は帽子や傘などのUVカット商品や、かごバッグに勢いがあり、ディフューザーなど香り関連も好調です。日本橋高島屋SCの新店は白を基調とする内装も一新し、新しいブランドイメージを発信する店舗になるそうです。

 イデアインターナショナルは「ブルーノ」で生活雑貨を卸販売していましたが、昨年からショップ展開に乗り出しました。「ビーチサイドを仕事場に、食卓をパーティーに変えてしまうようなスタイル、生き方」がコンセプト。キッチン、インテリア、オフィスの雑貨で構成し、暮らしに“非日常”を感じさせる製品を開発。中でもホットプレートがヒットし、海外でも人気となり、アジアでの販売台数は累計で8万台を超えているそうです。常設店は昨年9月に1号店をルミネ新宿に出店した後、羽田空港国際線ターミナル、大丸札幌店、イオンレイクタウンなどにもオープンしています。

 (繊研新聞 本社編集部長 矢野剛)

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