ラ・フランス

スイーツビュッフェの即戦力

カットが均一で組み合わせ自在

安納芋

　◆切る手間要らず　一口サイズのスイーツ

　お客さまの満足度を上げたいけれども、人手不足で手間がかけられない。こんな外食産業の悩みを解決するとともに、スイーツの新たな使用シーンを創出している製品が、味の素冷凍食品の「カット済みケーキ」シリーズだ。

　業務用スイーツの主流は、アレンジがしやすい「フリーカットケーキ」だ。だが、最近「カットする手間を掛けられない」「人によってカットした大きさにバラつきがある」などといった実需者からの声が増えている。その課題解決のために、あらかじめ一口サイズの約2.5cm角のサイコロ状にカットした冷凍ケーキが「カット済みケーキ」シリーズ。ケーキは、二層仕立てで、口溶けなめらかなおいしさが特徴だ。また、必要な個数だけ取り出せ、個数管理ができ、ロス無く使いやすい。約15分の室温解凍で提供でき、経時変化に強く下層のムースがダレたりすることなく、見栄えが保たれるため、ビュッフェや今までデザートの提供が難しかった業態などにも採用が急速に広がっている。

　「カット済みケーキ」シリーズは、2017年秋に「ミニカットケーキ　ミルクレープ」「同（いちご）」を新発売したのが始まり。翌18年春に「カット済みケーキ」シリーズとして「レアーストロベリー（とちおとめ苺果汁使用）」「レアーチョコ（ベルギー産チョコレート使用）」「レアーチーズ（北海道産クリームチーズ使用）」、18年秋に「抹茶（宇治抹茶使用）」「ティラミス（北海道産マスカルポーネチーズ使用）」の産地・原料にこだわった通年で使える定番製品をラインアップ。同18年秋に「りんご（青森県弘前産ふじりんご果汁使用）」「安納芋（鹿児島県種子島産安納芋使用）」、19年春に「日向夏（宮崎県産日向夏果汁使用）」「ラ・フランス（山形県天童産ラ・フランス使用）」と産地・原料へのこだわりとともに季節感を打ち出した製品を加え、全11アイテムをラインアップした。実需者からは「カット済みで使いやすい」という声の他にも「産地・原料が明確で安心して使える」と好評を得ている。

　使用されている原料は、担当者が産地を訪問し、吟味を重ねて選定している。今後も、「ケーキに合う」を絶対条件に原料の産地開拓を進め、新製品開発に生かしていき、バリエーションを広げていく計画だ。

　規格＝49個入り

　●ラ・フランス（山形県天童産ラ・フランス使用）

　ラ・フランスの甘くて芳醇な香りが広がる

　皮ごとすりつぶしたピューレを使用し、ラ・フランスそのものの風味や甘みを生かした。

　●スイーツビュッフェの即戦力

　産地・原料にこだわった全11アイテムのカット済みケーキ。上質感のあるスイーツビュッフェを展開できる。

　●カットが均一で組み合わせ自在

　カットサイズが均一で、異なる味を一つのプレートに盛り合わせると、多彩な味が楽しめる華やかなデザートに。

　●安納芋（鹿児島県種子島産安納芋使用）

　炭火焼きした安納芋の濃厚な甘さが広がる

　低温貯蔵した安納芋を石窯でじっくり炭火焼きした焼き芋のペーストを使用。安納芋そのものの風味や甘みを生かした。