丸美屋食品工業、「家族のお茶漬け」新TVCMにAKB48の前田敦子を起用
丸美屋食品工業は「家族のお茶漬け」シリーズの新CMに、人気アイドルグループのAKB48の前田敦子を起用する。新CMは前田が母親から送られてきた「家族のお茶漬け」を食べて涙を流すというインパクトの大きい内容。トップアイドルを起用したCM投下と同時に消費者キャンペーンも行って、需要期である年末年始での拡販を図る。
新CMの「母からの荷物」篇は、1人暮らしの女子大生を演じる前田が、携帯電話で実家の母親からの留守番メッセージを聞きながら帰宅。玄関には母からの宅配便が置かれ、開封すると中には「家族のお茶漬け」が入っている。さっそく作ったお茶漬けを味わいながら、「忙しくてもちゃんと食べなきゃだめよ」「たまには顔見せに帰っておいでよ」という母からの留守電に、前田が「分かってるよ」と答えながら涙する。
CMは10月から提供番組などを通じて全国で放映。特にスポットCMは例年以上のボリュームで投下する予定だ。AKB48の“センター”として人気・実力ともにトップアイドルの前田だが、単独でのCMは丸美屋が2社目。食品メーカーでは初となる今回のCMが話題となるのは必至だ。丸美屋との契約期間は1年間で、反響次第では他商品のCM起用の可能性もある。
「家族のお茶漬け」は大袋・直詰めタイプで使い勝手の良い徳用商品として、毎年売上げを拡大。今期は東日本大震災の影響で4月から6月半ばまで休売を余儀なくされていたが、再発売以後は配荷も徐々に回復している。10月から来年1月末まで人気の電気ケトルなどが当たる消費者キャンペーンも実施。売上げ好調な「のりたま」などふりかけとの同時陳列も提案し、需要期の売場を盛り上げていく。
(吉岡勇樹)