台湾農業の実力
熱帯・亜熱帯農業技術では世界トップレベルを誇る台湾。AIや最新デジタル技術を活用したスマート農業を強みとする。そのほか有機農業を国策として推進し、マーケットが育成されてきた。また、常に海外に目を向け、農業でもASEAN諸国のリーダーシップを取るため活動している。日本にとっては国土が狭く(九州程度)、少子高齢化や1次産業の人口減など同じ問題を抱える一方で、地球温暖化対策として、台湾の亜熱帯農業に学ぶことは多い。シリーズ全4回で初回は、日本の農林水産省副大臣に当たる陳駿季行政院農業委員会副主任委員の談話を紹介する。(佐藤路登世)
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台湾農業の実力(4)先端技術で新時代農業へ
総合 2020.04.03工業が盛んな台湾では、農業分野でも先進的エンジニアリング技術を実証する「アグリカルチャー4.0」を政府が先導する。 ビッグデータやAI、最新デジタルを活用した農業(1.0は動物やマンパワーに頼った原始的な農業、2.0がオーガニックの普及や機械化農業…続きを読む
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台湾農業の実力(3)活躍する「半農半X」集団
総合 2020.03.30有機米作りにチャレンジする若手生産者たちがグループを結成し、生産から販売まで一貫して取り組み、高齢化や担い手不足に悩む農村活性化に貢献し、海外からも注目を集める。台北近郊の宜蘭県に帰農し、有機農業の郷作りに取り組む慢島生活有限公司・頼青松代表の事例だ…続きを読む
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台湾農業の実力(2)安全・安心の有機農産物
総合 2020.03.27台湾で有機農業は、高付加価値化や環境保全につながる点で政府もバックアップし、量販店には有機農産物コーナーが設けられ、専門店もにぎわいを見せるなど、マーケットが育成されてきた。 有機農産物は慣行栽培のものより約4~5割、加工品なら約2倍に達するとなど…続きを読む
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台湾農業の実力(1)国策として有機農業推進
総合 2020.03.25熱帯・亜熱帯農業技術では世界トップレベルを誇る台湾。AIや最新デジタル技術を活用したスマート農業を強みとする。そのほか有機農業を国策として推進し、マーケットが育成されてきた。また、常に海外に目を向け、農業でもASEAN諸国のリーダーシップを取るため活…続きを読む