食酢・食酢ドリンク特集
食酢市場はMizkanが「酢の力」の発信を始めた2015年から好調に推移し、健康志向を追い風に19年3月~20年2月は食酢総合計で昨年度を少し上回る形で推移。和食系調味料が軒並み苦戦している中で、食酢は内臓脂肪の減少、高めの血圧の低下、食後の血糖値上昇を緩やかにするという健康効果があり、積極的に飲むことができる唯一の調味料であることから簡便な健康的生活ニーズを背景に食酢飲料が市場全体で前年比約5%増、調味酢は同1%増と推移しているもよう。春の新商品も各社食酢飲料に注力しており、消費者の選択肢の幅が広がっている。また、食酢調味料もメニュー提案や汎用(はんよう)性の広さから利用者を増やしている。(福島厚子)
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◆食酢・食酢ドリンク特集:簡便な健康効果追い風 飲料の好調続く
調味料 特集 2020.04.03食酢市場はMizkanが「酢の力」の発信を始めた2015年から好調に推移し、健康志向を追い風に19年3月~20年2月は食酢総合計で昨年度を少し上回る形で推移。和食系調味料が軒並み苦戦している中で、食酢は内臓脂肪の減少、高めの血圧の低下、食後の血糖値上昇…続きを読む
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食酢・食酢ドリンク特集:POSデータに見る18年度売上構成比 創味食品が上位…
調味料 特集 2020.04.03●明石家さんま出演CMが寄与 POSデータは、KSP-POSデータ(KSPワイド)を活用し、日本食糧新聞が加工した。全国約150社の食品スーパー・約1030店舗のPOS販売実績データだ。「穀物酢」「加工酢」「黒酢」「ぽん酢」「ビネガードリンク」の1…続きを読む
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食酢・食酢ドリンク特集:私市醸造 既存商品の価値磨く 瓶詰マヨが人気
調味料 特集 2020.04.03私市醸造の19年は売上げ・利益ともに減収減益で着地した。同社の売上げ構成は業務用3割、PB商品含む家庭用7割となっているが、生協との取引が微減したことが響いた。しかし、生協ルートは2020年に入って動きが良くなっている。外食を中心とする業務筋はここに…続きを読む
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食酢・食酢ドリンク特集:創味食品 「だしまろ酢」高評価 拡大へ使いやすさ周知
調味料 特集 2020.04.03【関西】創味食品は調味酢市場参入2年目の今期、市販・業務の両ルートでだし酢の汎用(はんよう)性のさらなる啓発で地盤を固める。19年春発売の「創味 だしのきいたまろやかなお酢(だしまろ酢)」の大ヒットを受けて、同品の大容量1Lサイズと、甘みを抑えた業務…続きを読む
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食酢・食酢ドリンク特集:タマノイ酢 新視点から開発続々 北米・欧州市場を開拓
調味料 特集 2020.04.03【関西】タマノイ酢の20年3月期は一昨年から継続する飲用酢ブームでの需要底上げに加え、北米・欧州が堅調に推移し、国内外とも手堅く推移した。昨秋は飲食店向け「卓上酢」、新規市場構築に挑む「まるでのどあめ」、今春の家庭向け薬膳提案「はじめての薬膳 八宝菜…続きを読む
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食酢・食酢ドリンク特集:マルカン酢 国内外とも事業堅調 素材生かした新2商品
調味料 特集 2020.04.03【関西】創業370年、米国進出45周年の節目となったマルカン酢の19年9月期業績は売上げも、5%増と堅調に推移した。今期は、笹田隆代表取締役会長に、勝木慶二郎代表取締役社長の新経営体制がスタートしている。 国内事業の前期は業務用で飲食店向けの生酢や…続きを読む
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食酢・食酢ドリンク特集:横井醸造工業 汎用性高まる「赤酢」
調味料 特集 2020.04.03●業務用9割も中食注力 横井醸造工業の19年度は、横ばいで着地。売上構成比は業務用9、家庭用1だ。プラス要因としては寿司専門店で広まった赤酢ブームがチェーン店やSMの寿司にも波及していることがある。半面、マイナス要因として赤酢の製造には数年かかるた…続きを読む
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食酢・食酢ドリンク特集:Mizkan 「フルーティス」提案 飲料活性化へ強化…
調味料 特集 2020.04.03Mizkanの19年度(20年2月期)売上高は前年比横ばい推移しているが、食酢飲料が前年比3割強の増加で好調に推移している。カンタン酢シリーズも前年を上回っている。しかし、19年度は18年度と比較して、食酢の健康報道が減少していることが食酢市場全体の…続きを読む