5月26日。今日はジョージアの独立記念日
5月26日はジョージア(グルジア)の独立記念日。1918年5月26日にグルジア民主共和国として独立を宣言した。1921年には赤軍の侵攻を受けその後ソ連の構成国となるが、1991年には再度独立を果たし翌年には国連に加盟した。
グルジアで見つかった最古のワイン土器
ブドウ栽培の始まりはBC 8000年頃にさかのぼると推定され、新石器時代のトルコ、シリア、レバノンなどの西アジア地域の遺跡から炭化種子が発見された。ワイン醸造の始まりを確認できる証拠は、土器の内部に炭化種子が見つかったり、底部に酒石酸が検出されることである。現在のところ、もっとも古 いワイン土器はグルジア共和国 のシュラベリ・ゴラ遺跡(BC 6000年頃)で発見されたものとされる。その後の時代では、イランのザクロス山脈のふもとの ハジ・フィルズ・テベ遺跡(BC5400~5000年頃)の土器や、ゴジン・テベ遺跡(BC3100年頃)の土器がある。
ワインが記された最古の文書は、古代メソポタミアのギルガメシュ叙事詩(ウルク、BC 2000年頃)である。また、古代エジプトでは、王墓から副葬品として多くのアンフォラ(ワイン壺)が発掘され、ルクソールにはワインの醸造工程の絵が描かれた貴族墓がある。また古代ギリシャでは、BC2000年頃にエーゲ海全域とギリシャ、さらにBC1000年頃には、フェニキア人により地中海沿岸全域にワイン醸造が伝播し、エーゲ海の島々には銘醸ワインが生まれた。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:東京農業大学 佐藤和夫))