上期は内食需要の高まりで市場規模をさらに押し上げた家庭用こめ油
米ぬかを原料とするこめ油は、ここ数年、市場規模を急速に拡大し、食用油屈指の成長カテゴリーとなっている。健康価値の報道を契機に注目されると、癖のない優れた風味や食感維持、油酔いや台所のベタつきの少なさ、さらには加熱・生使いの両用途に対応できる万能性など多彩な特性が支持され、右肩上がりを継続している。特に家庭用は19年度も2桁増を継続し、前年比約16%増の78億円(本紙推定)に到達。20年度は春先からの新型コロナによる内食需要の増加に伴い、19年度を上回る出足でスタート。今秋も