外食ラーメントレンド予測:和弘食品「北海道ネオクラシックラーメン」 懐かしの町中華に回帰

2023.11.06 537号 10面
北海道で愛されてきたラーメンを現代風に再現したネオクラシックラーメン。ニンニクが強めの厚みのある醤油味と、ニンニク、ショウガを利かせた味噌味で、古き良き時代の少し懐かしいラーメンが仕上がる

北海道で愛されてきたラーメンを現代風に再現したネオクラシックラーメン。ニンニクが強めの厚みのある醤油味と、ニンニク、ショウガを利かせた味噌味で、古き良き時代の少し懐かしいラーメンが仕上がる

北海道ネオクラシックラーメン 醤油たれWPC/味噌たれWPC

北海道ネオクラシックラーメン 醤油たれWPC/味噌たれWPC

 ●今風のアレンジも必須

 ラーメンの流行は近年、多彩に推移した後に消費者のニーズはシンプルな味に戻っている傾向があり、当社は「ネオクラシック系」に注目しています。消費者の嗜好が少し懐かしい町中華のクラシカルなラーメンに回帰しており、そうしたベーシックな味わいに今風のアレンジを利かせる潮流が広がっています。例えば、清湯系の鶏がらをベースにした醤油味の昔ながらのラーメンでありながらも、スープ、麺、具材をブラッシュアップして今風に仕上げた一品が人気を呼んでいます。味噌ラーメンも、少し前まではブリックス濃度の高いタイプが人気でしたが、最近はあっさりめの“昭和の味噌ラーメン”に回帰しており、それでいて店独自のアレンジを加えた完成度の高さが求められています。

 また、かつては個店の名人が作り出すラーメンだけがもてはやされる風潮が見られましたが、この十年ほどでチェーン店へのラーメンマニアの評価も高くなったのではないでしょうか。個店の名店と変わらず手間をかけて味を徹底的に追求し、それでいて複数のお店で安定して同じ味を提供するチェーン店は着実にリピートを獲得し、ラーメン好きのコア層にも受け入れられています。

 外食店のラーメンのレベルはますます高まっていますが、一方で人手不足の昨今では、鶏がらを煮出すなどのだしの工程のみ当社のようなスープ、タレメーカーの業務用製品を使い、そのベースに自家製のスープを加えたり、かえし、オイルにこだわることでオリジナリティーを出す店も増加しています。業務用製品を上手に活用することで手間とコストをかける部分と軽減する部分を使い分け、完成度の高い“店独自の味”を作り上げる。そうした手法が今後はさらに定着していく、と思います。

 ●和弘食品のイチ押し

 「北海道ネオクラシックラーメン 醤油たれWPC/味噌たれWPC」

 北海道の古き良き原点の味を動物原料不使用で

 創業60年の北海道のメーカーの強みを生かし、北海道ラーメンの原点の味を動物原料不使用で再現。プラントベースの一品としても提供でき、ガラスープを加えると深みのある北海道ラーメンが完成

 規格=2kgスタンディング袋(常温)

 ●TREND POINT

 少し懐かしい町中華タイプの「ネオクラシック系」に注目

 個店だけでなくチェーン店のラーメンもマニアに高評価

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