左から ジャムいちご、チョコいちご、クレームブリュレ　各450円（税込み）　イチゴを使った商品が一番人気。そのほか、ミカンやブルーベリーなどのフルーツを使ったタイプは人気が高い

ホイップ　100円（税込み）「まずは『揚げパン＋ホイップクリーム』のおいしさを味わってみて」（中嶋会長）と、お試し用のシンプルな商品も用意

あんバター　450円（税込み）モンブランタイプや黒蜜きなこ、アップルパイなどバリエーションが豊富で楽しい

焼キーマカレー　450円（税込み）スイーツだけでなく、ポテトサラダや焼きチーズシチューを詰めた食事系揚げサンドもあり

6枚切りの食パンを丸ごと揚げる

食パンを半三角形に切り、中に切り込みを入れて袋状にする

ホイップクリーム40～50gを詰めてハート形にスライスしたイチゴをのせ、ソースをかけて完成

　次なる流行グルメの有力候補となり得る新しいタイプのスイーツ店が東京にオープンした。行列店、名店が点在する銀座1丁目エリアに位置する「Age.3」は、12月のオープン直後から早くも行列をなしている。同店は福岡で2店舗展開しているフルーツサンド専門店の都内初進出店で、この銀座店の看板商品はサクサクと香ばしく揚げたパンにはみ出るほどにたっぷりのホイップクリームを挟んだ見た目にも楽しい“揚げサンド”だ。

　かつてブームを巻き起こしたマリトッツォと同じ方向性のスイーツだが、揚げた食パンを袋状にした中にクリームを挟むその発想が斬新。カロリー大爆発の背徳グルメの究極版にも思えるが、実は見た目ほど怖いスイーツではないのもポイントだ。カロリー0の自然甘味料「ラカント」を使用した砂糖不使用、植物性の低糖質ホイップクリームを使用しており、揚げパン＋たっぷり過ぎるクリームでありながらも、食後感は意外と軽い。もちろん見た目の迫力そのままに満足感は申し分なく、表現するなら「ギリギリのところで踏みとどまっている背徳未満スイーツ」といったところか。

　フルーツサンドを進化させた新感覚の揚げサンドを考案した理由について、同店を運営するANCHORの中嶋公治会長は「フルーツサンドは優しい食感が魅力だが、少し異なる食感のフルーツサンドを提供したい、と。小学校の給食を思わせるちょっと懐かしい揚げパンの『カリッと香ばしい食感とふわふわクリーム』『温かい揚げたてパンとひんやりクリーム』の妙を楽しんでいただきたい」と、語っている。

　●店舗情報

　「Age.3（アゲサン）」

　経営＝ANCHOR／店舗所在地＝東京都中央区銀座1-24-11／営業時間＝11時～19時（商品がなくなり次第終了）。無休／坪数＝8坪／目標日販＝1,000個