調理麺市場の成長が止まらない。2019年の6878億円市場が23年には1兆円を超えた。5年間の成長率は47%増である。コロナ禍で21年は微減したものの、20年、22年、23年は2桁で成長している。しかし、製造メーカーの人手不足は深刻で、調理麺ならではの…続きを読む
昨年は需要のピークであるお盆を過ぎても旺盛な引き合いが続き、シーズンオフの9月や10月でさえ出荷作業に追われる会社があった。背景にあるのは残暑で、秋口に涼を求める消費者が後を絶たなかったため、手延べそうめんなど手延べ麺の生産者にとっても望外の荷動きと…続きを読む
●コスト増加が懸念材料 小麦価格に円安影響も 麺類市場は、数量ベースでの増加に向けた取り組みが行われている。2020年に新型コロナウイルス感染症が拡大してから、乾麺、即席麺、生(チルド)麺、冷凍麺など麺類市場はそれぞれの価値が見直され、家庭用をメー…続きを読む
2023年度(1~12月)の乾麺の生産量(原材料小麦粉使用)は、17万9876t(乾麺類12万6314t、手延べそうめん類5万3562t)、前年比1.6%減(乾麺類が前年比0.3%減、手延べそうめん類が同4.4%減)となり、これにそば粉使用量の1万2…続きを読む
【関西】選別機メーカー、服部製作所が乾麺の不良品を自動で除去する乾麺自動検査装置を開発した。人件費の圧迫や人手不足に悩むそうめん業界の救世主となるか、注目が集まる。 そうめん業界では原料小麦や資材、エネルギー費などコスト高騰に加え、人件費の圧迫が問…続きを読む
サンヨー食品はこのほど、「サッポロ一番 ご当地熱愛麺」シリーズで3パック入りを発売した。従来の5食パックから3食パックにすることで、買いやすさを追求し袋麺の売上げ拡大を目指す。 同シリーズは「元祖ニュータンタンメン本舗監修 タンタンメン」「博多純情…続きを読む
東洋水産名古屋支店の前期(24年3月期)業績は、昨年6月に実施した価格改定に伴い売上げは前年を超えて推移した半面、販売数量は前年比微減となった。そこで、今期は値上げ後の価格定着化を図っていく。 同時に地元の小売店やスポーツチームのイベントに積極的に…続きを読む
エースコック名古屋支店の今期第1四半期(1~3月)は、前年同期比で2桁の増収と好調に推移している。 売上げ好調の要因は昨年6月からの価格改定により一品単価がアップ。さらに主力のスーパーカップ(しょうゆ・みそ・とんこつ)が堅調に売れ行きを伸ばしている…続きを読む
寿がきや食品の前期(24年3月期)の即席麺の業績は、昨年6月の価格改定の影響を受けて売上げが前年比2%増で着地した半面、販売数量は前年比で微減となった。 今期4月、世帯人数の減少などの生活環境の変化を受け、新ブランド「ひだまり食堂」から「3食入 醤…続きを読む
日清食品の中部ブロック(愛知、岐阜、三重、静岡、富山、石川、福井)の前期(24年3月期)業績は、前年比増収増益で着地した。前期は6月に価格改定を実施したが、同時に価格コンシャス商品「あっさりおいしいカップヌードル」シリーズを積極的に市場投入し、売上げ…続きを読む