ヨーグルト・乳酸菌飲料特集2025
2025.05.302024年度(24年4月~25年3月)のヨーグルトと乳酸菌飲料の市場は引き続き伸長軌道にあるものの、節約志向の高まりを反映した消費性向で、購買内容に変化がみられている。(小澤弘教)
カゴメは、「ラブレ」ブランドで「同1本で1日分の鉄分」を中心とした買い回りの好循環を進める。植物性乳酸菌の提供価値はもちろん、「私の飲み物」としての飲用習慣化を目指す。身近に取り入れやすい商品特性を生かし、3SKU体制で露出を上げ、さらなる拡大を図っ…続きを読む
江崎グリコの24年度(24年1~12月期)の乳業事業における発酵乳売上高は、システム障害による出荷停止の影響を受け、前年比50%減の60億円で着地。25年度は離反ユーザーの再獲得へ向けて、「BifiX」では露出拡大策を推進。同品の提供価値である「タン…続きを読む
タカナシ乳業の24年度ヨーグルト部門販売実績は、前年比微増で推移した。「毎日のMCTヨーグルト」が前年を上回って推移。25年度は基幹アイテムの「おなかへGG!」の拡大を目指し、特定保健用食品(トクホ)としてのヘルスメリットを打ち出し、展開していく。 …続きを読む
ダノンジャパンの24年度(24年1~12月)ヨーグルトカテゴリーは、前年に続いて好調に推移し、「ビオ」「オイコス」はいずれも2桁成長を達成した。健康便益をわかりやすく伝えるブランド戦略が奏功し、今期も引き続きコミュニケーション戦略に力を入れる。「ビオ…続きを読む
雪印メグミルクの24年度ヨーグルトカテゴリーは、プレーンや連モノ商品がけん引し、前年を5.5%上回って着地した。25年度は、特に昨秋一新以降伸長基調にある「ガセリ菌SP株ヨーグルト」と、創業100周年を記念して発売した「スノーミルクヨーグルト」の売り…続きを読む
森永乳業は25年度、ビフィズス菌の価値発信を中心とした「ビヒダス」ブランドの販売拡大を目指す。市場で存在感を増してきたギリシャ系高タンパク質ヨーグルトでは、先駆的存在である「パルテノ」中容量ユーザーの獲得に注力。供給体制を強化し、販売再開エリアの拡大…続きを読む
明治の24年度ヨーグルトカテゴリー販売実績は、「明治ブルガリアヨーグルト」ブランドでの新商品投入など新たなチャレンジが奏功した。「HOME MADE STORY」や「Deep Blend」がそれぞれファンを獲得。25年度も、勢いをそのままにさらなる成…続きを読む
調査会社・グローバルインフォメーション社のレポートによると、2025~30年にかけて世界の食品添加物市場は年平均3.8%前後で成長し、2025年の570億6300万ドルから2030年には727億1500万ドルに増加すると予測されている。特に、乳飲料を…続きを読む
日本全国の各地域で、6次産業化に取り組む酪農家たちが生産するご当地ヨーグルトのトレンドに、変化が起きているようだ。製品に作り手が伝えたいメッセージを載せたり、「推し活」にも似たファン作りが進んだり、多種多様な取り組みが生まれている。生産者たちは限りあ…続きを読む
2024年度(24年4月~25年3月)のヨーグルトと乳酸菌飲料の市場は引き続き伸長軌道にあるものの、節約志向の高まりを反映した消費性向で、購買内容に変化がみられている。ヨーグルトでは、大容量プレーンや連物ソフトが好調に推移。機能性アイテムは上期苦戦し…続きを読む