パックご飯のトップシェアを誇るサトウ食品は、25年4月期に売上高292億7700万円(前年比11.9%増)を計上し、堅調な伸びを示した。主力の「サトウのごはん」は、防災備蓄に加え、日常食としての利用が広がり、年間販売数も前年を大きく上回った。 一方…続きを読む
25年度の包装米飯業界は、前年度から引き続き大きく揺れている。24年度のコメ不足からの流れで主食用米が高騰。6月ごろから政府備蓄米が店頭に並ぶ状況の中、包装米飯業界各社も原料米の高騰と確保の厳しさに苦慮してきた。各メーカーは前年に引き続き価格改定を実…続きを読む
前年の不作やインバウンド需要の高まりなどでコメ不足が関係者の間で危惧されていた最中、8月に南海トラフ地震臨時情報や台風などの影響で問題が表面化。メディアによる過熱気味の報道もあり、東京や大阪など都市部の小売店からコメが消える騒動となった。 包装米飯…続きを読む
無菌包装米飯とレトルト米飯は、日本人の生活様式の変化やコメとの関わり方の変化により、日常的なコメの食べ方として食文化の中に定着しつつある。すでに少人数世帯や単身世帯では家庭での炊飯に取って代わるケースも増え、その市場はコメの生産・消費動向の影響をより…続きを読む
越後製菓は10月1日価格改定を行い、全商品15%から27%の値上げとなる。値上げ幅が大きくメーカー、流通ともども販売施策は難しい。仙台支店の売上構成比はもち55%、米菓40%、その他5%。柱商品のもちは、昨年のコメ高騰で需要が高まり、PI値(レジ通過…続きを読む
【関西】藤澤は「令和7年秋季展示会」を10日、ホテルロイヤルヒル福知山&スパ(京都府福知山市)で開催した。テーマコーナーではコメの高騰を受け、「かさ増し」などでコメをおいしく食べられる提案などを展開。注力する水産コーナーでは年末商材を訴求するなど、得…続きを読む
瓶詰市場は主力のジャムの消費回復が進み、パン食とヨーグルトの需要増に応じている。値頃感のある紙カップとともに大瓶に消費が集中し、瓶詰が伸長。海苔佃煮は昨秋からのコメ高騰が悪影響を及ぼし、ジャムと明暗を分けた。ジャム、海苔佃煮ともに原料高、価格改定は続…続きを読む
食品缶詰業界(飲料を除く丸缶)は、21年からの長い値上げラッシュを経て、厳しい減益のトンネルを脱しつつある。ただ明確な回復軌道に入ったとは言い難い。コメ価格高騰などで節約志向の逆風は強く、多くが収益バランスの不安定化に直面。カテゴリーによっては今春ま…続きを読む
缶詰・瓶詰・レトルト食品業界は今期も、厳しい事業環境下に置かれている。円安や原材料・包材価格の高騰に加え、国内外の人件費、物流・エネルギー費の上昇などを背景に2025年上期も値上げが続いた。他方で、コメの価格高騰が消費者の節約志向を加速させ、特にご飯…続きを読む
農林水産省は5日、小泉進次郎農林水産大臣出席の下、コメ加工品の輸出拡大に向けた試食会を同省で開催した。会場には冷凍寿司がビーラインとデイブレイク、cool-japanの3社。ニチレイフーズが冷凍チャーハン、フェイスが米粉たこ焼き、フィット&リカバリー…続きを読む