大手総合卸上位8社の23年度決算は全社が増収増益で着地し、7社が過去最高益を更新する好業績となった。食品値上げに伴う価格転嫁の遂行で収益改善を図りつつ、物流・人件費の上昇が続くコスト環境へ適切に対処した成果が出た格好だ。コロナ禍収束による人流回復で業務用やCVS取引が大幅な伸長を示すなど、外的変化も追い風となった。24年度はインフレ環境に対応した需要創出やコスト合理化策を推進し、引き続き増収増益計画を組んだ卸が多い。(篠田博一)
※詳細は後日電子版にて掲載いたします。
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