波動を高める生活学:白菜
白菜は淡色野菜に属する。それゆえ、ほうれん草や小松菜などの緑黄色野菜よりも下に見られがちであるが、実際はそれらに勝るとも劣らない健康効果がある。それを波動を用いて証明してみよう。
まずはビタミンC。白菜100グラム中に約20ミリグラム含まれている。この数字を見ると少ないように思われるが、白菜は煮るとカサが小さくなるため、一度に大量にとることが可能だ。ゆえに、1回の食事でとれるビタミンC量を比較すると、他の食品にひけをとらない。そして、ビタミンCは水溶性であるので、鍋物にすれば溶け出したビタミンCもとることができるし、塩漬けではビタミンCはほとんど失われない。ビタミンCといえば、肌に必要なコラーゲンを生成するのに必要で、美肌づくりには欠かせない。『皮膚』の高い数値が白菜の有効性を物語る。
次に取り上げたのは食物繊維。100グラム中に約1グラム含まれている。これも先に述べたように、一度に大量にとることができるので、食物繊維は多いといえる。『便秘』『腸』の数値が高いので、この見解は正しいと思われる。
ところで、白菜にはあまり辛味を感じないが、ワサビや大根などに含まれる辛味成分「イソチオシアネート」が含まれている。これは、ニトロソアミン(発がん性物質)の活性化を抑制したり、がん細胞になる前の異常細胞の増殖を阻止する。ゆえに、『がん』の数値が高いのだ。
ミネラルではカリウムとカルシウムが比較的多い。塩漬けの白菜はどうしても塩分(塩化ナトリウム)が気になるところだが、カリウムは余分なナトリウムを排泄してくれるので、高血圧のリスクが低くなる。『高血圧』及びカルシウムの指標となる『骨粗鬆症』の数値が高いのは当然の結果であろう。
さらに、白菜のように冬に収穫される野菜は身体を温める効果がある。『手足冷感』『血液循環』の数値に注目してもらいたい。
白菜はさまざまな料理に利用される非常に使い勝手の良い野菜。今日から、白菜が食卓に上がる機会がさらに増えれば喜ばしい限りだ。
(めいらく波動医科学総合研究所・編)