波動を高める生活学:ニラ

2005.04.10 117号 11面

ニラを刻んだ時に発する独特の匂い…ニンニクによく似た匂いだ。これはニンニクと同じ硫黄化合物が含まれているから。ニンニクは食品中で最もがん予防効果が高いとされているが、果たしてニラはどうなのか。波動測定で検証してみた。

ニラを食べると身体が温まる。事実、波動測定値の『手足冷感』が非常に良い数値だ。これは、硫黄化合物が自律神経を刺激し、エネルギー代謝を高めるからだ。さらに、ニラは弱った身体に元気を与える精力野菜といわれるが、これもエネルギー代謝が高まることや、身体が温まり内臓機能の活発化が促されるためと思われる。そして、この硫黄化合物はビタミンB1の吸収を高め、疲労を回復する効果もあるので、ビタミンB1の多い豚肉などと食べるとより効果がある。したがって、餃子は大変理にかなった料理なのだ。『疲労』は確かに高い数値が出た。 さらに、血液の凝固を抑制する作用があり、血液循環を促し動脈硬化を予防する。波動測定値にもそれがよく表れている。

また、ニラにはホウレン草に匹敵するβ‐カロテンが含まれている。β‐カロテンは体内でビタミンAに変わるが、このビタミンは活性酸素を除去する抗酸化物質の一つで、免疫機能を高めてがんの予防、老化の防止に有効だ。波動測定した『免疫』『がん』の各項目が高い数値を表している理由が説明できる。

ニラはよく風邪をひいた時に食すると良いといわれるが、前述の身体を温める効果及びこの免疫機能を高める効果が良いのかもしれない。

その他には、食物繊維も多く含まれているので、整腸作用がある。『腸』『便秘』も優秀な波動測定値を示している。

禅寺の門の脇の戒壇石に刻まれる「葷酒(くんしゅ)山門に入るを許さず」とは、臭い野菜(ニラ・ニンニクなど)と酒は修行を乱す恐れがあるため、寺院内への持ち込みを禁ずるという意味だ。

それほどまでのパワーを持つニラを積極的にとり、疲れ知らずの身体を作ろう。

(めいらく波動医科学総合研究所・編)

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