旬のかぼちゃ
「冬至の日にかぼちゃを食べるとカゼをひかない。福が来る」という話は昔から。粘膜や皮膚の抵抗力を強くするカロテンが多く含まれているのでもっともなことだ。貯蔵がきくので、太陽の恵みをたっぷり受けて夏収穫したものを保存し、緑黄色野菜の少ない冬場に活用してきた。一方で年を越すと味が落ちるので、おいしく食べるための知恵だったという説も。
現代はさまざまな品種が登場。秋穫れの「雪化粧」や白い「九重栗」など、皮が白いかぼちゃがこの頃の旬で、栄養価も当然より期待できる。「雪化粧」は強いホクホク感が特徴。調理すると果肉は鮮やかな黄色へ、果皮は薄い緑色に変わる。
初雪の頃、「冬至には白かぼちゃ」を新食習慣に。