全国一のブドウ産地は山梨県 今年はチーズや鶏肉に合わせて

2007.09.10 146号 7面

秋の気配を感じたら、ぶどうの旬。山梨県は、全国のぶどう生産量の4分の1以上を誇る全国一のぶどう生産県。山あいの意味の峡(かい)に由来するといわれる「甲斐の国」山梨では、昼夜の温度差が大きい内陸性の気候。その1日の寒暖の差が、おいしいぶどう作りに欠かせない条件だ。

ぶどうの甘みはブドウ糖と果糖によるもの。食後速やかに分解・吸収されるので、身体を動かす前や、勉強や仕事で頭を働かせる前にお勧め。他に、ポリフェノール(アントシアニン・カテキン)、ビタミン類、鉄分、カリウム、クエン酸、食物繊維などを含む。

おいしいぶどうを選ぶには、果枝が緑色で太く、粒が揃っているものを。また、新鮮なものは果皮の表面が果粉(ブルーム)と呼ばれる半透明の粉で覆われている。ぶどうの甘さは上から下へ進むので、「肩」あたりの粒が最も甘くなる。だから試食する時は一番下の粒で。

チーズはワインのパートナーとして知られているけれど、生食用ぶどうとの相性も抜群。例えばフレッシュなクリームチーズと合わせるだけで、爽やかなデザートやお酒のおつまみとして楽しめる。また、鶏肉にも意外とよく合うので、野菜やチキンと和えてサラダにするのもいい。

※JA全農やまなしでは、「やまなし県産果物とピーチジュースを使ったスイーツアイデア」を募集中。

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