カエル先生のかんたんストレッチ:鳥かごをイメージしてよい姿勢

1997.07.10 22号 7面

姿勢を正してみて下さい。できましたか?簡単なようで難しいですよ。では、チェックしてみましょう。

(1)おへその位置は? 胸を張るあまりに腰がそっておへそが前に出ていませんか、(2)肩は? 上半身を伸ばすあまりに肩まで一緒に上がっていませんか…きりがないのでこのへんでやめておきますね。

姿勢を正すためによく「お腹を引き上げて」という表現を使います。この言葉が、いまいちピンとこない方、これから一緒にお腹を引き上げてみましょう。

身体に三本の線をイメージします。(1)本目は身体の中心、(2)、(3)本目は肩・わき・体側にかけてです。まずこれらの線をまっすぐにします。横から見たとき、耳・肩・おへそ・腰・ひざ・かかとが一本の線の上に乗っているようにします。

その三本の線を上に引っ張ります。肩を下ろすために(2)、(3)を下ろすとき、脇の下を三cm下げるようなつもりで、脇をしめます。

「いい姿勢」というと、腰からそってしまう人が多いのですが、横から見たとき、お腹ではなく胸が一番前に出るように、おへそを背骨に引き寄せてお腹を一つ薄くしましょう。

まだ、ピンとこない方に、もう一つお話ししましょう。胃は小鳥、肋骨は鳥かごです。小鳥(胃)を息を吸いながら、つむじの方向に持ち上げます。すると、鳥かご(肋骨)も一緒に持ち上がります。小鳥を鳥かごにしまうように、小鳥を上に引き上げたまま、息を吐きながら、脇の下を下げ、鳥かご(肋骨)を下ろし、小鳥の上にかぷせてあげます。

日常で、気ついたら、小鳥が迷子になっていないかチェックして下さいね。最後にお腹を引き上げるコツですが、きつーいGパンをはくときのあの感じ。お腹をひっこめて持ち上げる。分かりましたね?

(スポーツインストラクター・高杉節子)

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