飽食の裏側-食の再点検 料理にひと振りでミネラル補給

1998.10.10 37号 14面

ビタミン強化剤、食物繊維粉末、カルシウム入り食品、サプリメントなど通常の食品では摂りきれない栄養を人工的に摂ることは現在では普通のことになっている。生鮮の野菜に含まれる栄養値も減少しつつある中、前述のような対処は当然のことともいえよう。これこそ飽食の時代を象徴しているかもしれない。

マリーンバイオ(株)(東京都、Tel03・3252・6351)が発売した「天然サンゴのかけるミネラル」は料理にさっと振りかけてミネラルを補給するというもの。サプリメントなど錠剤の形で摂取するのとは違い、料理の中にまるで調味料のように入れることで、ミネラルが強化されるというのだ。無味無臭なので料理の味、風味に影響を及ぼすこともない。同品をひと振りすれば約〇・七グラム。一人一日に四グラム程度摂取すればバランスよく天然ミネラルが摂れる。

骨粗しょう症の増加でカルシウムの強化が叫ばれ、この件に関しては消費者の意識は向上した。しかし闇雲にカルシウムだけを摂取すればミネラルのバランスを崩し、マグネシウムの不足を招いてしまうなど悪影響となることもある。どの分野においても同様だが研究は日々進み、様々なことが解明されている。このことは、長年必要ないとされてきた食物繊維が第六の栄養素として注目を浴びていることからもうかがえる。

次に望むことは現在の自分の食生活を正しく見直し、不足している栄養、摂りすぎている栄養などが一般の消費者にも一目でわかるような技術が開発されることだ。

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