日本各地の長生き食材:「長寿みそ」宮坂醸造

1999.10.10 49号 2面

日本有数の長寿村として知られる棡原(ゆずりはら)村は中央線上野原駅北方の山岳地帯の山村。この地の風土と伝統的食習慣が村民の長寿に影響を与えていることは多くの学者によって報告されている。その食習慣とは「身土不二(しんどふじ)」つまり、この地で生産された麦を中心とした穀類、豆、芋、野菜、山菜をはじめ味噌、コンニャクなどが主流となっている。

中でも注目されているのは「ふすま麹味噌」。味噌汁、味噌煮、生味噌、そして名物のほうとうとして食べられ、長寿に一役かっている。甲府に工場を持つ宮坂醸造(株)ではこの棡原村に伝わるふすま麹味噌を現代風にアレンジして『特別限定仕込み棡原風長寿みそ』とした。

同品は米麹、麦麹味噌以上に食物繊維、ジアスターゼ、タンパク質分解酵素をはじめ微量ミネラルのマグネシウムおよび各種栄養素を多く含む。

棡原村の食生活は一見粗食に見えるが、その実アメリカで最近台頭した「人体必須微量金属栄養学」の物差しに当てるとミネラル類の宝庫であることが判明した。麦やふすま麹味噌に多いマグネシウムがカルシウムと拮抗して脳卒中、心臓発作などの予防になることが注目されている。

●神州一味噌「特別限定仕込み 棡原風長寿みそ(1キログラム)信州白吟醸みそ(1キログラム)」の二品セットで3500円(送料・税込み)

問い合わせ=03・3385・2121

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