血中コレステロール値改善に有効「パンプキンシードオイル」

2000.07.10 58号 6面

オーストリア・スティリア地方で栽培される皮なしカボチャの種を搾った一〇〇%天然オイル「パンプキンシードオイル」には、ビタミンE、ミネラルと不飽和脂肪酸が多く含まれ、その上ポリフェノールも含有している。これが科学的な究明から血液中のコレステロール値に有効な働きをして心臓・循環器疾患の予防や男性の前立腺疾患や女性の膀胱炎などに効果が認められている。

そうした良さが広まったのは、オーストリアで開かれた「世界ソムリエコンテスト」の出題メニューに採り上げられたのがキッカケで、世界に発信され話題になった。日本でも「健康と美容に良いオイル」として注目され出している。

きれいな天然の濃いグリーン色で、ピーナッツや煎りゴマを思わせる香ばしい香り、なめらかでコクがあり、さらっとした味わいは炒めものより、ドレッシングやマリネの風味付けなど、そのまま食べる感覚での使用が最も良い方法だといわれる。消化も良く精力増進にも役立つとされ、健康のために毎日スプーン一杯のオイルを飲んでいる人も増えているとか。

日本国内では、ヨーロッパ産食品ブランドの輸入商社・ユーキトレーディング(株)(東京都渋谷区、03・5466・8760)から、パンプキンシードオイルの「スタンダード・二五〇ミリリットル」ボトルと「シシー・五〇〇ミリリットル」ボトルの二種類が発売されている。

シシーとは、オーストリア・ハンガリー帝国にまつわる神話として今に語り継がれているハプスブルグ家のエリザベート皇女の愛称。当時のヨーロッパ宮廷で最も美しい王妃と謳われ、自らも美しさを維持するためにダイエットに励んだという。このシシーボトルには、王妃の写真とサインが印刷されており、贈答用にも喜ばれる逸品だ。

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