波動を高める生活学:グレープフルーツ

2003.05.10 93号 15面

世界最大の産地であるアメリカのフロリダで、いまの時期に収穫されるグレープフルーツ。日本国内で流通しているグレープフルーツはほとんど輸入物で、その量はバナナに次ぐ。アメリカではがん予防に有効とされ、積極的に摂取されているが、日本ではこの効果はあまり知られていない。それを証明するため、今回はグレープフルーツにスポットを当てた。測定に用いたのは果肉が赤い「ルビー」。日本では果肉が白い「ホワイト」が主流だが、アメリカではルビーが圧倒的多数である。ルビーの方がβ‐カロテンやリコピンが多く含まれている。

グレープフルーツの「リモニン」という苦味成分はがん予防に有効とされ、その含有量は他の柑橘類と比較して群を抜いている。リモニンは発がん性物質をはじめ、身体に不要な物質を排出する効果があるので、『がん』の波動数値が高いのもうなずける。次に注目したのは「ビタミンC」。一個食べると一日の所要量をほぼ満たしてしまうほど豊富だ。肌荒れなどビタミンC不足が原因と思われる症状に悩んでいる方は、ぜひお試しあれ。

最近、妊娠中の女性にグレープフルーツを積極的に取ることが推奨されている。これはビタミンB群の「葉酸」が多く含まれているためだ。このビタミンは細胞の分裂や成長を促進する作用があるので、胎児に障害が起こる可能性を低くさせる。特に妊娠初期は胎児の細胞増殖が活発なので必要不可欠。さらに、造血にも深くかかわっているので、妊娠中の女性だけではなく、すべての人に食べてもらいたい。『血液』の数値が高いのがその証拠だ。

さらに、含有成分「イノシトール」には動脈硬化の原因とされる血中の脂肪やコレステロールを減少させ、心筋梗塞や脳梗塞を予防する働きがある。『動脈硬化』の数値はたしかに素晴らしい。その他ではクエン酸による疲労回復効果やリコピンによる抗酸化作用(波動数値は『過酸化脂質』参照)、そしてβ‐カロテンによる視力に対する効果。これらの効果は波動数値から理解できるであろう。

こうして見てみると、グレープフルーツの健康効果は非常に多岐に渡っている。老若男女問わず、しっかりと取りたいものだ。

(めいらく波動医科学総合研究所・編)

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